2月おわりの土曜日

きのう撮った長府の風景。少し角度を変えてみた一枚。


萩市や長府散策を何度か催してきた。世話をしなくても、個人的に散策を楽しめばよいと言われたときがあった。けれどもお世話をすると得になることがある。


今回、4月12日の散策を具体的にすすめるために長府観光協会、下関市コンベンションセンターと観光ボランティア要請の打ち合わせを、観光ホームページの手順にしたがって行った。観光協会には足を運んだ。

結果的に満足できる仕組みにならなかったので藤中さんを頼った。そして観光ボランティアの大御所、井上さんとご縁ができた。そして覚苑寺(かくおんじ)の見どころを歩いてご案内してもくださった。


散策を終えて、ご希望の方には「ビストロまさ」でランチの打ち合わせ(金額と予約人数など)も済ませた。


浜崎散策のときは、駐車場探しと打ち合わせで日曜日をついやした。


準備の段階で多くの人と関わりが生まれ、教えてもらえるたくさんのことがある。それは、一人で散策することからはない。


今夜は、年末からお世話をしてきた催しを下関で実施する。私を含めて18名と少人数ではあるけれど、みなさんと数回連絡を取り合った。


20数年前、鍵山先生の運転手をした。高速道路にETCはない。料金所で切符を受け取り通行料金を払っていた。

「料金所の職員さんは名札をつけておられますから、⚪⚪さんおはようございます。とこちらから挨拶をされると気持ちがよいですよ」と教えてくださった。


気持ちのよい社会は、掃除をとおして気づく人になり、それを家庭や社会で実践していく。それが小さくても各地で拡がることで社会が少しでもよくなる。その積み重ねを提唱されていた。


そのなかに挨拶があった。


私の配達スケジュール一週間。コースも時間も決まっている。コーヒーで立ち寄るコンビニも決まっているから、その時間働いている店員さんも顔ぶれが同じ。

お店に挨拶をしながら入る。今朝6時、萩市のコンビニでは店員さんも笑顔で挨拶をしてくれた。お客さんが少ないと少し会話をかわす。


すでに農園そばの川にバス釣りの若者たちが多くなっている。多いときは20人ぐらい。犬と歩きながら、こちらから挨拶をするようになった。


数年前まで私に背を向けて川に向いている他人に声はかけなかった。毎朝、ビニール袋持参で犬と歩いて空き缶や弁当の食べ残り、からまった釣り糸、タバコなどを拾っていた。いくら拾っても捨てる者は捨てる。


朝夕、その若者の背中に声をかけはじめた。足をとめて釣りの話題や仕事のことなども話すこともあり、だいたいの顔ぶれは、私が近づくと振り返って笑顔をみせてくれる。そしてゴミがないことが多くなった。今年はタバコの吸殻ぐらいしか拾っていない。


土曜日の配達は萩市から長門市経由の美祢市。小雨のなか走り終えた。