今夜は「まふく」で酒がうまい

草刈り目的でヤギが放たれていた(農園ちかく)。

20年前「ヤギを飼ってみんかね」と阿知須の山根さんからお声かけいただいた。

いまより元気だった私は、生後まもないメスを引き受けた。農園初日の夜、親がそばにいないので大声で泣く。夜がふけるころ声もかれてヒーヒー声になる。私も胸がいたんで寝られない。翌日の夜もそれを繰り返す。また次の夜も。


とうとう山根さんに「可哀想でやれんからお返しに行きます。これから」と夜中に電話をした。

山根さん。親も毎晩泣いている。もう少し人もヤギも辛抱が要ると言われた。


約2年、農園で「ゆきちゃん」と命名して可愛がった。

大きく成長したが、農園の目的は鶏の世話をすること。ゆきちゃんの世話が仕事の負担になりはじめた。

ヤギは雨が嫌い。耕作放棄地に杭を打って草刈りをさせていても、雨が降りだすと嫌がり暴れる。鶏の世話をやめて小屋に入れる。

冬場、青草がなくなる。干し草を買って与えたが食べない。その冬空は野菜が高騰、白菜ひとつが200円ぐらいを何個でもたいらげる。


困り果てていたとき、広島県庄原市の林さん(この人物を語れば一冊の本になる)が、三次で引き受ける女性がおると連絡を受けた。トラックで三次から来てくださり農園からゆきちゃんは去った。

翌年、林さん宴会で庄原市に行ったとき三次でゆきちゃん。遠くから「ゆきちゃん!」と呼んだら、多くのヤギのなかでも大きな乳房のヤギが駆け寄った。ここで出産して母親になっていた。


木曜日は唐戸魚一番。

6時半の赤間神宮駐車場は、暗闇から薄暗い季節に移った。

馴染みの店に「まふく」の特別おおきな「みがき(剥き身)」が2匹1000円だった。先客がそれを見ていたので「これ!」と先手を打った。


先週の金曜日から「どんなときもWi-Fi」が不調。通信速度がきわめて悪くなり、午前中はネットラジオも使えない。きのう電話。私の困っていることを伝えた。

私に割り振られている15桁の番号などで確認されて「しばらくお待ちください」とオペレーターが告げた。

今朝からWi-Fiが快適に繋がった。

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コメント: 2
  • #1

    スキンダ (金曜日, 28 2月 2020 11:49)

    足立さん、ゆきちゃん物語ですね。ヤギの種類が分からなかったのですが、引き受けての人が、「ザーネ種ですかね」って言われたので、「ザーメンですか」って言ったことを思い出しました。妊娠できないだろうと言われたゆきちゃんに子供ができたのは驚きでしたね。

  • #2

    あだち です (土曜日, 29 2月 2020 07:36)

    林さんおはようございます。
    コメントありがとうございます。山口県、広島県の政治家は世間を騒がせますね。困ったものです。
    再会楽しみにしています。お元気でご活躍ください。