同行二人のスコップ作業

土曜日は7時に萩の宿「常茂恵旅館」早朝の萩市内を広範囲に走る。

楽しみは浜崎や玉江、寺町など萩らしい街並みをゆっくり眺めること。さらに、長門市に向かうとき、私が見つけた朝焼けスポット。きのう載せたような光景が、今の時期は7時半ごろはじまる。

そして長門市野波瀬の極楽寺掲示伝道は毎月更新。2月バージョンをご紹介。


きょうは夜明けを待って道の補修。3時に目がさめて昨夜の録画番組「switchインタビュー」を60分。加藤登紀子さん×小林エリカさん。この番組は必ず観ている。その世界で活躍された人が人生や仕事、家庭などとても深い対談をされる。

感想はたくさんあるけれど、私は複数回観ないと感想がかたまらない。


朝ごはんをつくるには早いのでもうひとつ録画を再生した「八雲が愛した神々の国」小泉八雲記念館館長(八雲のお孫さん)が神話の出雲に生きた八雲の人生を、八雲の作品を紹介しながら解説された。

母は出雲平野、斐伊川の近く斐川町。その母に連れられて記憶の底にあった宍道湖の夕焼けを番組が思い出させてくれた。


5時過ぎまで布団のなかで至福の時間になった。


7時から軽トラダンプ、小型ユンボ、スコップで作業をはじめた。しばらくして鋭い動物の鳴き声が大音量でこだました。農園裏手の山からと思う。イノシシの鳴き声やキツネはわかっているがはじめての鳴き声。シカかもわからないと手をとめてタブレットでYouTube「シカの鳴き声」検索したらヒットした。

間違いない、さきほどの鳴き声はシカ。


10年ぐらい前、夕暮れの農園に大きな動物があらわれた。見ておかないと不安なので見に行ったら大きなシカだった。それ以後は見ていない。


昨夜もゆきちゃんが吠えまくり、ヘッドライトと金属バットで探して歩いたら山のなかにゆっくり移動する気配があった。シカだったのか。


9時過ぎ、エンジン回転があがりそうな爆音のスポーツタイプの大型ベンツが農園入り口に来た。せっかく道の補修をしている途中で爆走されたら困る。

ドライバーは牧さんだった。栃木県から博多までノンストップ移動中。博多に11時に着かないと困るのでと立ち話を2分。

リトアニアの杉原千畝記念館に行ったとパンフレットと12年ウィスキーを土産にくれて爆音で走り去った。いつもBMWクーペなので聞いたらベンツはセカンドカーらしい。


牧さんには、私が録画して観て面白かった、勉強になった番組を毎月一回ペースで送っている。彼は移動中の運転中に本気で観ているらしい。


2時ごろおおむね仕事を終えた。一度雨が降って私の補修で足りない砂利の場所がわかる。次回はそれから。


エンジン動力噴霧器を据えて使った道具を水圧で掃除。その途中にブログやタブレット操作で先生の重枝さんが来園「お手伝いに来ました!」とても嬉しかったが作業は終えた。昨夜メールで藤野先生も「お手伝いに行きましょうか」と声をかけてくださった。


きのうから約5㌧ぐらいの砂利をスコップで撒いた。腰骨と利き腕の右が少し疲れている。

私の愛用しているスコップは、亡くなった西君愛用の平スコ。葬儀から数日して川底に沈んでいた。胸まで水に浸かって拾いあげた。西君はこのスコップを川で洗おうとしたとき持病がおきたか、滑って小雪が舞う川に滑って心臓マヒか。

使いすぎてすり減ったスコップを使っていると西君が加勢してくれる。同行二人。


きのう朝6時、萩市のコンビニで送金した書籍が先ほど届いた。