充実の日曜日になった

菊川画廊のあるじとのお付き合いは20年数年になる。画廊が真締川の近く朝日町の時代から。

日ごろ、とくに神仏のことで私の心境を話してみたい人が菊川さん。たくさん祈り込んで人生を歩んでおられ、しっかり受けとめて聴いてくれて、受け売りではなくご自分の言葉で思いを話してくれる。


お借りしていた「水村喜一郎 画集」をお返しに行く日をたずねたら13日の午前とお返事をいただき画廊に9時すぎに着いた。

約2時間、最近の生活ぶりを聴かせていただき、そこから学ぶべき多くのことがあった。


あるじは長年、朝日がのぼる時間の常盤湖を歩いて一周(6キロメートル)していた。今は亀浦漁港の近くを60分、天候にかかわらず歩いている。

同じ場所でありながら同じ景色はない「きょうと会うことができる」というような心境が理解できた。


芭蕉の句「水の音」や「蝉の声」この味わいも教えていただいた。


とても気持ちがよい時間をすごした。山口市に移動して湯田温泉簡保の湯。農園では浴槽で手足をのばすことはできない。たまに温泉立ち寄り湯を楽しむことがささやかな贅沢になる。

お昼のレストランはどこも人が多く、コンビニ弁当とノンアルコール缶を買い求めて車内で昼ごはんにした。


午後から「数楽の会」ここも異空間。

儲けたいとか、威張りたいとか目立ちたい人は来られない。生き方を学びたい人がご縁で集う。

2時間、クマモン先生こと藤野先生ワールドが縦横無尽に展開して、私の脳ミソはかき混ぜられる。しかも結論のない講義。


菊川画廊もクマモン先生も「これが正解」とは言わずに、あとの答えは「あんた」に任せるから。で終わるところがよい。