臨時の出費でメガネ

好きな俳優は仲代達矢(85歳)。俳優座に学ぶころ、人前で喋る苦手を克服するため、朝夕の電車のなかで「俳優を志しています。ご迷惑をかけますが台本の稽古させてください」とことわり度胸を鍛えた話を聞いた。


作品は、乃木希典を演じた「二百三高地」「切腹」「人間の条件」など重厚な演技力だった。


今年、主宰される無名塾の生徒たちと、能登演劇堂での公演「肝っ玉お母と子供たち」にむけての稽古、そして3時間にわたる本番の記録が1時間番組で昨夜あった。


覚える台詞を部屋中に貼りつけて演技とともに身体に刻む毎日は凄いの一言。くわえてゼンソクの持病があり、酸素吸入をやりながらだった。この鬼気迫る舞台稽古で弟子は育つ。


藤中隊長の大作「阿弥陀寺町の幽霊」を読み終えて、次は「東京物語(原稿用紙130枚)」を読みはじめる。

阿弥陀寺町では藤中隊長の人生を垣間見たような気持ちになった。


仲代達矢も藤中隊長も、歳を重ねたからこそ挑める世界があるように思えた。私は歳を重ねるごとに「出来ないこと」に気持ちを奪われていた。


私のタブレット教室に、重枝さんと桂子ちゃんが時間をとってくださった。場所はWi-Fiが使える商業施設。お昼まで、ワードの文書をセブンイレブンのマルチコピー機でプリントする方法と、ブログについての操作を教えていただいた。


お昼の予約で山口市内のメガネ店。2年前につくったメガネを使うと目が疲れる相談(購入は小野田市)に行った。たまごのお客さま関係者がお店に勤務されている。

視力検査の結果、左目の視力が大変悪くなっていることが判明した。出費になるけれど新調することにした。来週の日曜日に受けとりとなる。