農園をはじめて間もないとき、松山市の坂村真民先生から 念ずれば花ひらく の大きな書を頂戴した。
わたしは、真民先生を仏教詩人としてお名前は存じ上げていたが、書を頂戴する理由がわからなかった。封筒には、あなたが志たかく事業をはじめることを知り贈ります。できれば地元の石に刻み石碑にしてください。石碑になれば、世界で542番目の 念ずれば花ひらく になります。
お電話でお礼を申し上げ、直接お礼を申し上げにまいりますと言うと。あんたは忙しい身だから来んでもええ。
書は菊川画廊に表装を頼み、石碑は地元の石材店に発注した。さらに朴の木を植えてくれと先生から言われ植えた。
石碑を巡り、映像と石碑にまつわるエピソードを記録する方から連絡があり、月末に来られる。わたしを真民先生に紹介してくたさった方はもちろん鍵山先生。