頑張れプロジェクトX

プロジェクトXがはじまった。その記念すべき第一回は「東京スカイツリー(80分)」


初代プロジェクトX(60分)第一回のテーマは忘れたが内容は、富士山頂に巨大レーダー施設建設だった。薄い酸素と極寒のなかで人夫たちが集団で山を降りようとした場面で立ちふさがったのは気象庁の藤原(後の作家、新田次郎)「子供や孫たちに誇れるこの仕事。完成したら山の頂きにお前たちの名前を銅板に刻むことを約束する」


建設がおわり、新幹線が走りはじめたころ働いた老人が孫に「あの山のてっぺんにワシの名前がある」と自慢話を取材。


レーダーを風速100米からまもるレーダードーム。その骨組みが完成した600㎏。当時のヘリコプターの最大揚力は400㎏。


それをやり遂げた男は海難や山岳救助で国内屈指と名がとおった人物。戦時中、たくさんの特攻隊員を養成した教官。

ヘリから取り外せるものをすべて外し、気象庁に頼んだことは、山頂にむかって風が吹く日。その風のって600㎏をあげる。


藤原が「この日」と判断した日は奇しくも8時14日。


ヘリは山頂にあがりホバリングでたくさんのボルトの位置にドームの骨組みをおろした。


ヘリが帰還。パイロットは3分間降りなかった。嗚咽していた。


東京スカイツリーは、ざっくり私が感想すると。請け負った3つの会社「組」のトップにフォーカスしていた。

取材力の差を番組から感じた。


「黒四ダム」や「青函トンネル」は、名もなき人たちを主人公にした。観て涙がこぼれ背筋がのびた。


頑張れプロジェクトX


きょうは小雨、ふる前に撮れた美祢市の鯉のぼり。