配達冥利につきた

写真は、きのう成人式の淳貴くん。


ネクタイとポケットチーフは淳貴くん機織作品を、機織の後藤先生お祝い作品。


きのう「あだち美術館」掲載の目的で撮りに行った厚狭のお宅。94歳、税理士より画家をめざしていた。


20年以上、たまごのお届けは隠居の居間のガラス戸を庭から開けて「こんにちは」と届ける。仏頂面でソファに座って私を見るだけ。正直、苦手な人だったがテーブルに秋吉台を何枚も描いている作品に目がとまりご家族にそれを撮りたいと申し出た。


香月泰男と松田正平作品について「僕はね」と作品についての思いを語られた。


香月泰男が、満州ハイラルから長門市三隅の奥さまに絵葉書として届けたハガキ「ハイラル通信」約300通。そのハイラルからホロンバエル大草原をこえてロシア国境の満州里(まんしゅうり)まで行った思い出。


松田正平先生は画廊の菊川さんから聴いていた親交を話した。


いつものように月曜日のお届けでサッシ戸を開けたら「きのうはたのしかった」と満面の笑みでむかえてもらえた。


このときこそが配達冥利につきる場面。