歩きました4時間

ずっと続いている2日ウォーク。お天気にあと押しされ今年も歩いた。


8時。下関市立美術館駐車場から歩きはじめた。

関門海峡を一望できる「くじら館」が残る長府藩串崎城。「くじら館」は立ち入り禁止で廃墟だった。


高校生のとき、秋だったと思うひとり自転車でここまで来た。当時あったコインを入れる望遠鏡はないが、あの日の望遠鏡は記憶に残っている。


老夫婦の望遠鏡。


ベンチで寄り添って海峡を眺めている老夫婦と思われる姿があった。男性がポケットから硬貨を探して望遠鏡に入れた。

その硬貨一枚で眺める時間、ふたりは交互に望遠鏡を押しあてた。

硬貨が終わったとき、ふたりは笑顔だったシーンはいまでも思い出せる。


ふたりで同じ風景を見ることの幸せを背後から見せてもらった。


赤間神宮と亀山神社を詣でて唐戸桟橋から門司まで連絡船(400円)


門司港界隈を歩きまわり和布刈神社参拝のあと海峡の人道トンネルを歩いて下関に戻った。歩き終えてエレベーターで地上に出たとき「小野田サンパーク」行きのバスが目の前に停まった。


長府の美術館まで歩く予定が音をたてて崩れてバスに乗った。美術館まで280円を払って降りた。


歩いた時間は4時間。


明日から本格的な配達がはじまる。