そらちゃん 月曜日

今朝、5時半のスタートは今年初めての氷点下1度。

おそらく、農園そば宇部市最高峰の「荒滝山」から、厚東川の横、つまり低い場所の農園に冷気がおりてくると思う。


農園から県道まで坂道をあがるとプラスの1度になった。


私の農園居住空間は建築完成のあと壁・床に天井の空間に断熱材を注入した。発泡スチロールのなかのようになり外気の影響は少ない。窓ガラスは二重になっている。

断熱材を注入にきた業者が「火事になったら火のまわりが早いです」と注意してくれた。


月曜日は美祢市の配達。7時ごろ弁天池で10リットルの水汲み。水道の蛇口はひとつだけ凍らずに使えた。


9時前、私を待っている「そらちゃん」が楽しみ。


8年まえ、下関動物愛護センターで生まれ引き受け(レスキュー)された。


山口市動物愛護センターに行ったとき胸がつぶれそうな場面を見た。


捕獲された犬と猫が檻のなかで声をあげている。施設のたてまえとして一ヶ月、飼い主が引き取りに来てくれる。あるいは定期的に催される譲渡会で「飼いたい」という人があらわれないときはガスで安楽死。焼かれて骨になる。


その犬や猫たちの世話をしている若い女性職員さん。作業着で長靴姿。檻のなかにはいり笑顔で、抱いてやったりしながら清掃していた。この命と毎日むきあっている。

世の中の多くの人は、私と同じように命の現場は知らない。


ここで一ヶ月。そのあとは慰霊塔のもとに骨はおさめられている。


その愛護センターで誕生した「そらちゃん」が余命宣告をされた。


肛門ちかくに腫れモノが触診で見つかり山大獣医学部に紹介状で先月の7日に受診した。

肛門だけではなく、全身に転移がり処置されず余命宣告は一ヶ月から三ヶ月。


命は長さではない。家族の仲間入りをして8年の「そらちゃん」今朝も元気にむかえてくれた。