ゆきちゃんハッピーはおらんから

今朝5時前、食べて出して散歩もしっかり済ませたので昼間の定位置に繋いで配達に出ようとしたら吠える。というより鳴く(泣く)ような声をあげてやめない。まだ真っ暗な時間。


作業場に連れ戻したら落ち着いた。


ゆきちゃん、4年前の3月13日に兄妹3匹が段ボール箱に詰められて下関黒井の山中に捨てられていた。幸い、猪猟で山に入った人に発見された。

ゆきちゃんにとっての親は、その絶命寸前の子犬の命を助けるため高校を休んで犬に与えるミルクをさがしてくれた女の子。そのバトンを受けて毎日哺乳瓶で育ててくれたばあちゃん。


4月28日に「ゆきちゃん」を引き受けに行った。他の2匹は飼い主のもとに引き取られていた。

黒井から農園まで約2時間、2kgぐらいの子犬は車に揺られて不安だった。


農園に着いた。

子犬はハッピーを見つけて大喜び。ハッピーは、はじめ迷惑そうだったが7匹の子供を育てた記憶がよみがえった。ゆきちゃんをわが子のように接してくれた。


親を知らないゆきちゃんは親にめぐりあえたようにハッピーに甘えて大きくなった。