8月は戦争をたくさん知りたい

以前、日記に書いた。

25年ぐらい前、唐戸魚市場常務取締役の中尾友昭さんと冷える2人で内蒙古自治区(旧満州)1週間の旅をした。

北京空港から双発プロペラ機で、香月泰男が奥さまに300枚以上も自筆の絵葉書を書いた「ハイラル通信(香月泰男美術館展示)」そのハイラルまでの空路でご高齢の日本人男性が3人同乗された「どこに行かれますか」と聞いたら「慰霊にノモンハンまで」と短くこたえられた。ノモンハンは後々で何があったかを学んだ。その3人は地獄を体験された人だった。


代表作「日本でいちばん長い日」半藤一利さん「ノモンハンの夏」を美祢市でお借りした。

半藤一利さんは「日本でいちばん長い日」を書き上げるにあたり、玉音放送を中心に、それに関わった陸軍、海軍に放送局の重要な面々を一同に集めて取材をされた。つまり、嘘が言えないし誇張できないという場面をつくる手法だった。その「ノモンハン」帯は(参謀本部作戦課、関東軍作戦課。このエリート集団が己を見失ったとき、悲劇ははじまった)


「おいてけぼり京城陸軍病院(しんやけんじ著)」は藤中さんから拝借した自筆出版。


戦争を知らないから8月には読みたい。


テレビ番組も戦争を録画している。 


日曜日の午前5時。Eテレ「心の時代・《はだしのゲン》と父 翻訳者・坂東弘美」

広島の被爆者・中沢敬治さんの漫画《はだしのゲン》。中国語版翻訳者の坂東弘美さんは、広島の惨劇とともに戦争責任を鋭く問う作品に、自らの人生を重ね合わせてきた。


坂東弘美(女性)の父親は中国各地を転戦された。なかでも「大虐殺」があった、なかったといまだに論じられる南京攻略にも加わられた。

戦後、戦争のことは一切語らなかった父親が、人生の最後に娘に宛て300枚以上の手紙を書き残した。中国で何があったか、何を自分はやったかが書かれていた。


たくさんの中国人の命を奪った父親から命を授かった身として人生を歩まれ、私の記憶では中国でアナウンサーもさせたほどの語学力をつちかわれ「はだしのゲン」全巻の翻訳をされた。


5時に農園スタートして4時にゴールイン。真夏の下関が終わった。