お昼前、厚狭の日蓮宗妙徳寺にお届け。梅雨明けおあずけ山口県でも真夏の陽射しが痛いほどふりそそいでいる。
ガンゼキのあとが美しい境内は「ぎやまん風鈴」が今年も数個涼やかな音色でむかえてくれた。「音」で涼を感じるという日本の文化。
昭和26年(私が誕生)、山口県を襲ったルース台風で400人以上の犠牲者を出した。河川治水が大きな課題となり、くわえて産業を興すための電力と工業用水。人口が増えたときの飲料水。
それを満たすための菅野ダムは、建設調査開始からダム本体完成まで10年かかっていない。
伊勢湾台風が富士山頂に気象観測ドームをつくらせた。黒部川ダムなど日本が発展していくための基礎が各地で建設された。
その菅野ダム建設に県職員として従事された松岡さんにご案内していただいた昨日の催しは意義深いことだった。
書いておきたいことのもうひとつ。
岡本拓也さんから「買った弁当を入れておく大型クーラーボックスを用意します」と連絡を受けて「ありがとうございます」と返事をした。この暑さで見学中の車内に積んだ弁当が気になっていた。道の駅で全員弁当購入。予定通りクーラーボックスにおさまった。
見学が終わりおそい昼食になった。食べ終えたころ岡本さんが弁当の容器を集めはじめた。各自で持ち帰るではなく「ボクが引き受けます」
些細な気づかいと言えばそうなるが、私はそこが嬉しかった。
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