母が逝ってもうじき8年

15日、母が96歳でお国替えして8年になる。御霊様のお祀りをお願いしている金光教太秦教会にその日着でお供えをお届けする準備をしている。


何度か日記で書いた。


母子家庭の我が家はその日の生活でいっぱいだった記憶がある。幼稚園ぐらいのとき神原公園で焼き芋を食べ終わった人が去ったあと、その芋の皮を拾って食べた。それを見た人が母に「進が拾い喰いしょった」と言うた。

母に力まかせに顔を何度も叩かれた。そのとき母は泣いていた。


おやつを買えない家計と拾い喰いした息子の両方に涙か出たのかもわからない。


おやつはないけれど、年に何度も本を買ってくれた。いまでも覚えている「にんじん」。ソバカスの少年が周囲の人からそれを笑われても前を向いていくストーリーだった。

母がこの短編を(ハードカバーだった)小学生の私に「ええ本じゃから」と買ってくれた。その母の気持ちを読みときたいとアマゾンで購入。


水曜日、むし暑くなった。

美祢市で最後の仕事を済ませて於福道の駅温泉立ち寄り。サウナとジャグジー湯でさっぱりした。