清濁あわせて生きていこうが私のモットー

数年前、夢の中でなにやら背中に違和感を感じて目が覚めた。長いモノが背中で動いている。直感でムカデとわかった。上半身を起こしてシャツを脱ぎ捨てたら大きなムカデが布団の上を走った。すばやくハエたたきを手にとり一撃で仕留めた。


5月末から6月のむし暑い夜はホタルも出るがムカデも出る。たまにマムシもおる。コバエほどのブト(ブヨ)が朝夕出るのもこの時期。刺されたら数日しっかりハレルヤ!草むらにはマダニが葉の裏に潜んでいる。


夜空は美しい。鳥たちのさえずり合唱団。山々、いまは新緑まぶしい。夜の静寂は別荘気分。


農園で20数年生活しこの生活が身についた。


40年ぐらいまえ、宍道湖そばのレストランでコーヒーを楽しんだ。そのカップの底にアブラムシがおった。見なかったときは美味しかった。小声で店員さんを呼んで底を見せた。代金は支払った。


うどん店の野菜にカエルがおったらしい。確かにお客さんは不愉快だったと思う。けれども、その野菜はカエルが生きられる環境の野菜だった。

月曜日にたくさんの野菜をお客さまから頂戴した。そのなかにレタスがたくさんあった「ナメクジがおりますから」と言われた。


ゴキブリは例外として、消費者の食に対する姿勢を考えた。太陽光を遮断して化学肥料で水耕栽培した野菜を求める人。それは嫌だという人。


私は快適な農園生活のなかで、背中にムカデがおっても笑いとばす。


今朝の綾羅木海岸。海も空もよかった!