ともちゃんの銀メダルは私の金メダル

ブログのメニュー「日記」「掲示板」などの中に「あだちすすむ・逢坂かのを」という項目がある。「あだちすすむ」は、古希の節目をこえるとき3人の子供に遺しておきたい私の人生、題して「人生の車窓」として約1年かけて原稿用紙100枚ほどにまとめたものを目的を終えたので掲載している。ダウンロードで車窓はご覧になれる。

「逢坂かのを」は長府の親友、藤中さんの短編をお借りしている。


きょうの「掲示板」の載せた「ともちゃんの銀メダル」は「車窓」にも書いているが、短く日記に書いておきたい。


いま日本全国でスペシャルオリンピックスの活動が力強く展開されている。

「一粒万倍」という、その「一粒」について小冊子にしたのが「ともちゃんの銀メダル」。


30年ほど前、私は「日本を美しくする会」の鍵山秀三郎さん(当時、Yellow Hat社長)が提唱された、心を磨く掃除に強く心が動いて鍵山さんが赴かれる全国各地の会に参加をした。


熊本掃除に学ぶ会、鹿児島掃除に学ぶ会そして横浜掃除に学ぶ会。お掃除が終わったあとの講演者は鍵山さん肝いり中村勝子さんだった。のちに私は肥後の女傑と尊敬した。


彼女は体操教師だったこともあり「ともちゃん」と平均台を地域ではじめた。ともちゃんはダウン症。中村勝子さんはアメリカからはじまった知的障害のスポーツ(スペシャルオリンピックス)世界大会にともちゃんと出場して銀メダルを獲得した。


そこから熊本にこのスペシャルを拡げるようと地域をまわり、知った人たち全部に熱く語ったが芽がでない。けれども根気強く素晴らしさを説いてまわるなかで細川県知事夫人が「わかった!」と腰をあげた。


そのストーリーを講演で目に涙をためながらうったえた。それを3回も聴いて中村さんに会いに熊本に行った。


横浜の講演をカセットレコーダーで録音しています。私は宇部市で小さな出版会社を営んでいます。勝子さんに全く負担はかけません。私の責任で小冊子にさせてください。冊子はたくさんの人に講演内容を伝えてくれます。


「ともちゃんの銀メダル」は鍵山さんのお声かけで全国のお掃除仲間が手にしてくれた数は2000冊以上だったと覚えている。

1冊200円。その半分はスペシャルオリンピックスに寄付ができた。半分は経費として受け取った。


人生の金メダルの思い出。