記憶は奪えない

焼き肉・すき焼き
焼き肉・すき焼き

早いときは7時半ごろ布団に入る。3時前後に起きる生活をしているのでそうなる。2日前、5時ごろ受けた電話で「晩酌している」と言うと驚かれた。


昨夜、8時ごろ布団のなかで「何か忘れている」と気になっていたとき、先日までニューデリーでヨガ体験をしていた牧君からLINE「きょうは西君の命日でしたね!」お昼まで農園に戻ったらお参りすると決めていた西君の命日だった。


3時起床。トイレと風呂にキッチンを掃除。部屋も掃除機。今夜は末娘の真砂恵さん家族が夕食(イノシシ料理)にやってくる。


「忘れちょった。許してくれ」と西君御霊殿と奥津城で詫びた。


今年3回目の秋吉台。3時間から4時間歩く予定でリュックに食べ物、飲み物を詰めたが雨雲があるのでリュックは背負わず雨傘ひとつ持って長者が森パーキングをスタートした。

2時間しっかり楽しむことができた。途中で傘を少し使った。


於福道の駅温泉でさっぱりして農園に戻った。


映画「ラーゲリより愛をこめて」は年末30日に観に行った「ラーゲリ」とは60万人ともいわれるソ連に抑留され10年ちかくもシベリアで過酷な労働を強いられた「収容所」のことをさしている。


映画冒頭「この作品は事実にもとづき制作された」と字幕が出た。


抑留10年、末期ガンの日本兵(二宮和也)が妻と子供に4枚の便箋に気持ちを遺して逝った。受け取った仲間はそれを没収されることを想定して4人が一言一句を覚える(記憶する)ことにした。便箋は見つかり没収された。

長い抑留を終え、記憶した仲間がそれぞれに妻と子どものもとを訪れ一言一句を伝えた。

妻役の北川景子は美人だった。


香月泰男「シベリアシリーズ」凍土に裸で埋葬される(衣服は残った仲間には貴重)仲間を弔う気持ちで描いた。その描いたたくさんの紙は見つかり没収された。けれども抑留後に記憶をよみがえらせ描いた作品の一部に顔がある。


記憶は誰からも消せない


今夜のイノシシ肉ふた皿