菊川画廊のご案内

明日「火曜日」から22日(日曜日)の期間。菊川画廊で今年最初の展覧会(多田昌平/石原忠幸二人展)が催される。


私の前の仕事は市町村議会会議録を議場の録音から文字起こしをして印刷製本までをやっていた。

山口県と九州全域(離島は除いて)の市町村議会事務局に足を運んで営業していた。


銀座にデザイン事務所をかまえておられ数々著名な会社やお店のデザインをされた石原忠幸さんとご縁ができた。詳しくはブログ(ダウンロード)の人生の車窓で。


石原忠幸先生が「あだちさんが好きな九州の風景を紹介してくれませんか」とリクエストを受けてご案内した好きな風景は二つ。大分県杵築市「酢屋の坂道」と大分県日田市「小鹿田焼」をご案内した。


酢屋の坂道。この坂道右上は大原邸という武家屋敷。一大事のときはこの坂を馬で駆けおりることができる段差になっている。右下の赤い煙突は、現在は「綾部」という屋号の味噌屋さん。その前は「酢屋」だった。


約30年前、杵築市議会事務局を訪問したあと徒歩で城下町散策をして坂道を歩いた。綾部のお味噌屋さんには勘定場があり、おばあさんか五つ玉の算盤で麦味噌など、私が買った商品を弾いてくれた。その後ろにはどっしりと家を支える大黒柱があった。


NHKテレビ番組「大黒柱のある風景」でこの大黒柱が主人公になった。


石原忠幸さん。この坂道に惚れ込んで東京から通われて作品になった。私の宝物として買わせてもらった。


その翌年、JALのカレンダーに「酢屋の坂道」が使われた。坂道に和服の女性が微笑んでいる構図で。


展覧会の最終日。22日の午後、画廊に行きたいと思われる方は私までご連絡ください。詳細ご案内差し上げます。