子供の歓声は騒音なのか

すっきり目があいた。深夜2時だった。

もともと睡眠は「何時間寝なければならない」と考えていない。爽やかに起きたとことは「寝が足った」ということ。


テレビ録画で観たい番組がたくさん「未読」でたまっている。根室漁港から1000㎞先の公海までサンマを追いかけるサンマ船の番組を観た。

以前は根室近海で捕れていたサンマを、1日の燃料費100万円かけて荒海を突き進む一週間の漁にNHKカメラクルーが密着した。船長から「酔うぞ」と言われたとき「酔いどめ」持参しますと番組ディレクターが言ったとき船員たちは笑った。


数年前、サンマ船が転覆事故の報道を見た。あの当時は一晩で100t以上の水揚げだった。今回は漁場まで2日の後悔で初日は2t。一週間荒海を走り18t

で燃料費も払えない、ましてや乗組員の手当を払える漁獲ではない。


船長に命をあずけ数ヶ月で数百万円の夢を抱いて乗り組んだ船員たちのことがわかった。


昔読んだ「舟を編む」の映画作品を次に録画再生した。半分観たところで4時のアラームが鳴ったので途中下車した。辞書をつくる人の心意気が伝わる。


昼弁当を亀山公園でひろげた。


ザビエル記念聖堂前の広場で遊ぶ園児たちの元気な歓声を聞きながら。


長野県では児童公園で遊ぶ子供たちの歓声を「騒音」という杓子ではかり閉鎖になった。

ならば岩国基地や普天間基地もそうすればよい。


子供の歓声を騒音という世の中に落ちぶれた。