大きな風呂にゆっくり入り、湯上がりに自動販売機で缶ビール。おいしい食事は生ビールとハイボール2杯でほろ酔い。8時から1階ロビーでベースとピアノにシンガー3人のジャズライブに酔いしれた。
海峡ビューホテルのなかで、関門橋に一番近い5階のかど部屋501号室から橋のライトアップを間近にウィスキーちびちびを楽しみぐっすり眠れた。
長い農園生活で身についた体内時計を止めることはできない。3時に目があいた。
きょうが71歳の誕生日。海峡から聞こえる船のエンジン音を心地よく聞きながら「この1年どう生きるか」と珍しく真面目に考えていた。
ふたつのことを思わされた。
ご縁で淳貴君と日々のLINE交流が続いている。彼から届くLINEは長文ではない。が、自分を飾らないし嘘はない。
私は長々と書いたり喋ったりする。長くなるのは自分を飾っていたり物事を誇張したりする。
嫌なことでも空気をよんで嫌とは言わないこともある。「嘘も方便」を地でいくこともある。それらの積み重ねが私ではない私をつくってつじつまが合わないことを感じることがある。淳貴君のように自分に正直な生き方をしよう。
きのう唐戸桟橋から門司港までの連絡船で撮った一枚。これを「跡白波」と言う。
潮流に負けずスクリューを回転させると見事な跡白波かたつ。老体になり馬力は落ちているが、人生の跡白波をきれいに残す毎日をおくる努力をしたい。
きのう昼から今年の夫婦の旅。たくさんの景色を眺め、家内の買い物もでき、思い出にのこる食事もできた。
書き留めておきたい出来事。
はじめて火の山展望台に車で向かった。もうすぐ山頂という所でガードマンが手を挙げて車を止めた。そして「海峡を見に来たかね」で一方的に喋った。僕は9時で勤務あけで早く帰りたいがと小走りでパンフレットを持ってこられた。
この先に停車して眺める場所があるが、そこからの眺望はよくない。その少し先に信号機がある、そこを少し下ったらロープウェイがあり少し車を停めるスペースがあるからそこに停めて眺めたらこのパンフレットの風景が見られる。
数年前の夫婦の旅は有田焼に行った。軽トラの地元の人が「割れた茶碗を持ってきたか」と唐突に声をかけた。その茶碗を持ってイベント会場に行くと新品の夫婦茶碗と引き換えてもらえる「持ってない」と返事をしたら地元の人が「持って行け」と割れた茶碗を持たせてくれた。
日田市の旅では偶然大がかりな夜祭りに遭遇。宿からリムジンバスが往復してくれた。さらにその祭りに本番弘前のねぷたが繰り出した。
夫婦の旅は神様がちゃんと寄り添ってくださる実感が今回もした。
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