車の故障ありがたし

ブログに「あだちすすむ」と「逢坂かのを」の二つを載せている。

「逢坂かのを」は藤中さんペンネーム「かのを」は父親の名前。私が特に気に入った短編「阿弥陀寺町の幽霊」赤間神宮はその昔は阿弥陀寺という寺だった。経文を体に書いた耳なし芳一の阿弥陀寺。そこが舞台になっている。


「あだちすすむ」は古希を迎えた昨年、子供の国たちに遺そうと書いた「人生の車窓」短期集中決戦型の私が、一年もかけてコツコツ書いた。


そのなかに絵描き石原忠幸先生との思い出を書いた。

先生が「足立さんが一番好きな風景を案内してくれないか」と言われ、それならばとお連れした場所は大分県杵築市の「酢屋の坂道」写真右上は大原野邸(武家屋敷)一大事のときは馬で坂道を駆け下ることができる坂道。坂道向かって右の下には綾部というお味噌屋さんがある。江戸時代はお酢をつくっていた。それで「酢屋の坂道」という。


私がはじめて坂道にであった30数年前、お味噌を買いに行った。勘定場におばあさんが五つ玉のソロバンを置いて笑顔で「米と麦の量り売りですよ」と。あわせて印象に残ったのは大黒柱。

数年後NHKテレビ「大黒柱のある風景」で綾部が紹介された。


石原忠幸先生「酢屋の坂道」は農園にある。ぜひ観てください。その作品が完成した翌年、ほぼ同じ構図でJALがカレンダーにした風景。


きょう1日をひと言にしたら「ダイハード」


きのうまでお盆休みだった清末のレストラン「卯」に1日遅れのお届け8時。

9時に血圧検診。来月投与のフィラリアとマダニ駆除剤を買う。マイナンバーカード交付でお昼前に役所。そこまではスケジュールどおりだった。


私の愛車は今月タイヤ交換。2ヶ月前にバッテリー交換。愛車は長男が新南陽方面に使うので、私は家内の軽四(日産ディズ)で走った。


マイナンバーカードで二万円付与される手続きも終えてルンルンで農園に戻る途中、阿知須の大型商業施設のトイレに立ち寄った。用を済ませてエンジンを始動してもセルが回らない。


家内が持たせてくれた弁当とお茶はある。


山口トヨタ山口支店長の岡本さんに対処を聞いた。JAF(私は会員)に連絡して、その結果を折り返してください。いつでもそこに向かうことはできます。


JAFは「いまこみ合っており2時間待ってください」と言うのでキャンセルした。岡本店長は即座に店を出て向かってくれた。


ただし、トヨタ店にバッテリーの在庫はない。エンジンをかけて店まで行っても代車になる。

30分で来てくれエンジンは動いた。すぐ近くにカー用品店があるのでそこに行きましょうと先導してくれた。


店内でバッテリー。ピンキリのなかから「これ!」と岡本店長が選らんでくれた商品。取り付けまでは30分。

レスキューしてもらったお代は「要りません」と笑顔で去った。


金曜日の予定をすべて終わってバッテリー。JAFをキャンセルしてトヨタ。すぐ近くにオートバックス店。

もし家内が配達先や買い物でのバッテリーあがりだったら右往左往した。


きょうの金曜日、半日の予定を済ませてのダウン。ありがたい出来事だった。