ゆきちゃん3歳になりました

 きょうは愛犬「ゆきちゃん」が黒井の山中で兄妹三匹で保護された日。何人もの命のリレーで4月末に農園に来た。

 生後すぐに段ボールに入れて捨てられ、免疫力もなくタヌキなど動物の「疥癬」に感染しており放置できないことになっていた。


🔶疥癬は、毛穴の全部に小さいダニが寄生。寄生された動物は激しい痒みで食欲も失せて絶命する。たまに農園でも体毛を全部失った丸裸のタヌキがヨロヨロしている。最初に見たときは異様な姿に驚いた。


 ネットで阿知須の「ふくふく病院」が皮膚病専門とわかったので受診した。女医さんが「治せますが日にちがかかります。毎週診ますが診察室に入れないでください。他のペットに感染しますから私が斜内で診ます」2ヶ月ほどでゆきちゃんは痒みから救われた。

 

 生理がはじまる前に避妊したほうがよいとアドバイスを受けて8月に卵巣と子宮をとった。


 犬とは長年付き合ってきたが「ゆきちゃん」力一杯の元気に圧倒される毎日が続いた。リードをつけての散歩は左右に走るので腕が痛い。困り果てていたが、困るのは他の犬たちと比べていることに気がついた。どうにもならない力任せは「個性」だと認めることにした。認めたら目くじらたてることもなく付き合えるようになった。


 いま「待て」「座れ」「来い」「ゆっくり」の命令に従えるようになった。私の目をみて合図を待っている。


 愛犬がそばの生活で私の生活リズムが整っている。老犬「ハッピー」と3歳「ゆきちゃん」と古希の私で農園ライフを楽しもう。