元気に大晦日をむかえました

半藤一利さんは没年90歳。

著書代表作「昭和史」「日本のいちばん長い日」など詳細な歴史検証が作品になっている。以前にもこの日記で書いた。「日本のいちばん長い日」は、玉音がラジオ放送されるまでの24時間、放送局、皇居、陸海軍で動いた人たち30名ちかくを個人インタビューされず、一同に会して聞き取り取材を半藤一利さんはされた。

その「一同に」の理由は、嘘や誇張ができない環境づくりという半藤さんの設定だった。

歴史を語る人によって歴史は微妙にちがう、歴史家は探偵になりより真実を表さなければならない。


立花隆さんは没年80歳。

その書斎は20万冊以上もの蔵書に埋もれていた「知の巨人」。私は山口県教育会館で立花さんの講演を拝聴した。香月泰男さんとの親交を柱に話された。香月泰男の著書「私のシベリア」は、東大紛争で授業がないので三隅に逗留。香月は絵はうまいが文章は下手だったので、あの作品は私が香月に体験を聴き書いたと暴露された。

立花隆を作家と言う人があるが、ボクは「勉強屋」と思っている。

人は死ぬまで生きる力を持っている。自らがんと対峙しながら「死ぬまでちゃんと生きる」とベッドで語った。


私の理解では、いわゆる「赤木ノート」のような一般の人にはわかりにくい問題を掘り下げて白日のもとにさらすことがジャーナリストの使命ではないかと話された。

田中角栄の「人脈」「金脈」を体をはって掘り下げ世論を喚起した立花隆。


今朝のテレビ番組でお二人が紹介された。


産卵とご注文の数があわない毎年恒例の師走。

萩市から長門市、美祢市の配達スタートはたまごの数が揃った10時過ぎになった。

それでよかった。萩市までの路面は少し積雪が残り、立ち往生している車が何台かあった。


元気に大晦日をむかえることができました。

「囲炉裏の部屋」でお付き合いありがとうございました。よいお年をお迎えください。


「あだち美術館」更新おわりました。どうぞおは入りください。