年末、みなさまのご健康を願います

長府の老舗「古串屋」さんと営業上の関係はないが、オーナーの神西さんとご縁があり歴史のつまった館内をご案内いただいたことがある。

もしかしてと「神西」のルーツを聞いた。やっぱり出雲大社から西にある、昔は湖陵町とよんでいたがそこに神西湖がある。


その名店が長府のいっかくにお惣菜や弁当を販売するお店を開店された。Facebookでも古串屋の味が手軽に味わえると写真つきで投稿が多い。


きょう、長府の配達先でそれを「よかったですね」と言う私の気持ちで話題にあげた。

意外にも少し顔をくもらせて「賛否にわかれているのですよ」と地域の噂話を抽象的に話された「私がそれを言う立場でもないので」で終わった。


賛否の「否」が腹に落ちずに考えた。その挙げ句に「これかもわからない」と私の「否」の結論。


前の仕事で市町村議会会議録を製本する仕事をしていた。寝食を忘れたかのように、胃潰瘍や円形脱毛などやりながら中国地方と九州全県下あわせて200市町村以上と契約がとれた。利益のあがる会社に育てた。


市町村の条例集や法規集などを全国規模で100年以上の歴史をもつ大手出社が会議録に進出した。資本力は国内出版業界でトップの企業がわが社より少し安い単価設定で営業展開を始めた。


単価の価格競争がはじまった。そのとき商いとは考えることができた。商いは自由な競争でそれゆえに商品開発はすすんで消費者にとってもありがたいことになる。


いっぽうで私が思ったことは「モラル」「住みわけ」だった。


「否」は、もしかして長府という、近くに大型商業施設があっても眼鏡店が複数店舗。洋菓子も和菓子もお店がいろいろある。花屋さんも一軒ではない。その長府に古串屋さんがお惣菜や弁当で出店されると、これまでその分野で営んでこられた商店の売上に影をおとすことになる。


このご時世。正解はみつけにくい。


今朝の綾羅木海岸おお荒れ。明日の夕方、宮崎弁の牧君が泊まりに来るが唐戸魚市場で鮮魚は買えないかもわからない。