常盤湖70分で歩いた

熊の冬眠ぐらいよく眠れた。


金曜日は温泉から戻り昼寝。土曜日は配達から戻り昼寝。これほど寝て今夜は目があうだろうかと不安だったが8時前には熟睡していた。4時まで一度も目が覚めることはなかった。頭も身体も最近にないほどスッキリした。


予想したほど冷え込みはなく焼却ゴミや犬の長距離散歩を済ませて朝食づくり。予定に迫られていないのでゆっくりペース。部屋の掃除など済ませて血圧測定は110・70。


午前中にやっておきたいことは山口市内で給油と買い物。ガソリン157円と少し値下がりした。


もうひとつは常盤湖一周(6㎞)ウォーキング。今朝はたくさんあるパーキングがどこも満車。サッカーやゲートボール。フリーマーケットも盛況。ウォーキングを楽しむ家族など賑わいを感じた。


70歳を越えて思うことは、こらからどれほど人生の車窓を眺めることができるのかはわからない。


秋山好古は陸軍病院で死のまぎわ妻が「言い残すことはありますか」と耳元で聞いた「ない」と。それが最後だった。


6㎞を70分で歩きながら、大切な時間の使い道を考えた。


宇部掃除に学ぶ会を旗揚げした。

東岐波小学校の校内には入れず運動場の旧式便所が最初の会場だった。

広島掃除に学ぶ会の佐古金光(かねみつ)社長から。山口市のYellow Hat垣内社長から道具類の寄贈を受けた。


当時はネットはないので会場までの案内板(矢印)を電柱の運転席から見える位置に針金で固定した。

参加者は、高山・岡崎・中川・足立夫婦の5人だったが「宇部掃除に学ぶ会会場」の矢印看板を私が地域に早朝3時ごろからかけた。その「右」「左」の何十枚もの看板は佐古さんが事前に運んでくださった。


便器の消毒で煮えたたぎる熱湯をかけた。その大きなアルミの寸胴鍋は垣内社長が「お祝いじゃ」とくださった。


西岐波のプロパンガス店「出雲屋」でガスボンベと火口を借りて、お湯沸かし担当は高山君だった。

責任感から20㍑ポリタンクに自宅の深夜電力でお湯を沸かす給湯器から40㍑持ち込み便器の殺菌消毒の役目を果たしてくれた。


掃除のあと、初回は家内が食事をつくったかどうかは覚えていないが、それから後、毎月定例の掃除には家内が食事担当をしてくれた。その準備で自宅の電気ブレーカーが落ちるので「出雲屋」でガス器具を借りることになった。娘たちも学徒動員で朝食召集した。


宇部市教育委員会のH課長から封書が届いた。

内容を要約すると「あなたが始めた便所掃除は、非日常すぎる」と学校トイレを会場に使わないようにと、それは厳しい言葉だった。


目的を理解してもらうために会いに行くか悩んだ末に、風がふいたように無視することにした。


その後、中村宇部市長の奥さまが国際ソロプチミストの受賞に「宇部掃除に学ぶ会」を推薦してくださった。

大阪国際会議場に3000人のソロプチミストが集まった壇上で表彰された。

その20万円だったか、それを宇部と下関で山分けして掃除道具を買った(それが目的)


表彰のあと加山雄三とのディナーがセットされていたが体調の不調を理由にドタキャンした。