萩市を終えて長門市三隅。朝7時すぎ、萩方向から陽がのぼりはじめた。
日曜日の朝はトイレに浴槽など時間をかけて掃除をしている。
朝が冷え込む時期になったので午後3時、陽射しがさしこむトイレと浴槽を掃除した。
大分県久住町に「久住掃除に学ぶ会」が発足した。
大分Yellow Hat矢野社長と中津市の和菓子店「桃屋甚衛」の加来さん夫妻(中津掃除に学ぶ会主宰)たちの願いと、久住町役場職員さんの「学びたい」という気持ちが結びつき初開催を迎えた。
浜勝の元岡社長は九州各地の浜勝から10数名を選抜して応援参加をされた。
広島から井辻社長(餃子の皮・井辻食産)。山口県からはマスターズゴルフの河村社長と私が参加をした。
東京出張から大分空港に到着した河村社長を出迎えて別府で私の行きつけの焼肉店「元祖」で腹ごしらえして久住高原までの夜道を走った。途中から雪が本気で降り始めた。
私の車はノーマルタイヤ。あと少し走れば高原の宿につく場所で走行ギブアップ。またたく間に雪で車が埋まりはじめた。
宿からジープがレスキューに来てくれ、私の愛車は放置した。
宿に着いて冷えた身体で温泉の湯船に急いだ。浜勝グループが入っていると聞いていた。
脱衣場のスリッパは「履き物を揃えると心が揃う」の実践でズラリと揃っていた。
驚いた光景は、脱衣カゴに脱いだ下着などたたまれてズラリとそのカゴが並んでいた。
掃除のオリエンテーション。町の加藤さんという恰幅のよいドクターが主宰された。掃除会場は久住町役場の便所。老朽化がすすみ庁舎建て替え前の汲み取り式便所。
早朝、とても手強い便器に身体から湯気が出るほど全員が黙々と便器と向き合った2時間。
黄ばみはすべて落とされ、便器は新品の輝きを取り戻した。
掃除を終えて感想発表になった。大分ローカルテレビ局もカメラを構えていた。
新庁舎建設など久住町の改革を自治省から総務課長として派遣された山田課長の感想発表になった。
なかなか感想を述べない。涙が頬を伝わっていた。
若い山田課長の感想。
古い庁舎を取り壊して新庁舎建設計画をすすめていました。しかし、この掃除で古い物を捨てるのではなく生かしていけることをしっかり学びました。
庁舎の建設は中止します。この、いまの役場をみがいていきます。
市町村合併で久住町はなくなった。
数年前の秋、夫婦の旅で久住長湯温泉「大丸旅館」に泊まった。
懐かしい久住町役場に会いに行った。
「あだち美術館」更新しました。
小坂さんのカメラです。
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