矢野社長との思い出

掃除に学ぶ会が、岐阜県恵那市の大正村で発足したのは20数年前のこと。

それからまもなく広島の井辻さんは、おそらく発足時にメンバーだった黒田先生(脳力開発)経由で会を知られたのではなかろうか。

私は山口市でYellow Hat店のオーナー垣内さん(故人)とご縁があり、井辻社長を紹介していただき掃除に学ぶ会があることを知った。


同じ時期に鍵山先生を知った全国各地の人たちが講演依頼をされて鍵山先生は全国津々浦々お掃除で心をみがきましょう。社風・家風をよくしましょうとご自身の体験を話され、それを聴いた人たちが各地で掃除に学ぶ会を旗揚げした。ひとつの火が次々と全国にともされた。


その当時にインターネットはない。各地で会を催している仲間たちは互いの活動を知る術がなかった。

そこで「年次大会」と銘打って仲間を呼び交流して研鑽する行事がうまれた。


私は「宇部掃除に学ぶ会」として全国各地の年次大会に参加した。そのなかで中村勝子先生とご縁がうまれ「ともちゃんの銀メダル」を刊行。山口県にスペシャルオリンピックスを旗揚げするお手伝いまでできた。


鹿児島の鎌田社長とは年次大会のとき、温泉でお掃除を中心に生きていく醍醐味を背中を流しながら教わった。


写真の右。大分Yellow Hat社長の矢野さん。私が尊敬しているひとり。

鍵山先生(Yellow Hat社長)とご縁があり「この方を生涯の師と仰いで生きていこう」と決心された出来事を聞いた。大分県と熊本県にYellow Hat店を展開されている。


矢野さんが「中津に加来さん(桃屋甚平・和菓子店)が掃除の会を立ち上げるから協力してほしい」と要請があり発会から中津通いをした。松村御大も誘って便器を磨いたあと、その手で蕎麦の手打ち体験など加来さん、矢野さんにお世話になった。


ナザレ園創始者の金龍生ご夫妻を1週間。九州の旅のとき私は運転手をした。鍵山先生と鎌田社長がすべて宿はセッティング。

大分県に入ると矢野社長が同行してくださった。中津のYellow Hat店がオープンという日も国東半島の案内をしてくださった。


各地の活動を知りたいという声が大きなり「情報誌」として清風掃々という機関誌を発行する役目にもなった。


ネット社会になり知りたい情報が受け取れるかのように錯覚の時代と思う。

矢野社長や鎌田社長は顔を付き合わせて、温泉で背中を流しながらお掃除仲間になった。


「👍」ではない、対面して手を握りあう場面で私は育てていただいた。