浪曲と古代エジプトに満足

昨夜は、新保さんのお誘いで、講師・玉川奈々福(浪曲師)沢村さくら(曲師)の「浪曲ワークショップ」に参加がかなった。

最近よく見聞する「ワークショップ」の意味がよく理解できないので参加すればわかるだろという好奇心もあった。


時間は90分。その半分は浪曲(日本の古典芸能)について楽しい講義。

講師が中国(チャイナ)で古典芸能に携わる人たちと交流をもったとき彼らが驚いたのは、日本で浪曲や落語に能楽をする人たちは木戸銭で生計をたてていること。中国では国から生活が守られている。

講師は、国からお金を貰わず木戸銭でやっているから自由にできると。


日本ほど数多くの古典芸能がのこっている国は世界にない。


また、浪曲師と曲師(三味線)との関係はアドリブ。つまり稽古を積み重ねてこそできる芸だと感じた。


浪曲 亀甲縞の由来の一説がプリントして配布され、講師が唸ったあと参加者の一人ひとりが唸り批評された「これがワークショップか?」とうなずいた。


たくさん学ばせてもらった。


きょうは、山口県立美術館で開催中の「古代エジプト展」はどうしても観ておきたい。

大盛況と報道や噂で知っていたので9時開館の30分前に着いた。それでも列の30番目ぐらいに並んだ。


音声ガイド(ナビゲーター西島秀俊)を借りて古代のエジプトを堪能できた。なかでも、以前はエックス線でしかミイラの解析ができなかったが、技術の進歩で布を取り除き、皮膚を取り除きと最新のスキャナーでミイラの体内まで克明にみる映像に感動した。


パピルスに書かれた文字を解読。そして発音までも研究して音声ガイドからは古代のエジプト人がパピルスを朗読してくれた。


山口県では本物にふれる機会が少ない。浪曲とエジプトを2日にわたり堪能して視野がひろがった喜びを感じている。