ゆきちゃん大手柄

農園で使う最強の草刈機「ハンマーナイフ」私の背丈ほど伸びた草むらでも前に何枚もの鋼鉄の刃が高速回転して粉々にする。左右のゴムキャタピラーがしっかり土を噛んで前進する。その速度は人が少し早足で歩くスピードまでアクセルで調整できる。


先日の土曜日。萩市から戻りハンマーナイフに燃料満タンにして農園内の二ヶ所、広大な面積を3時間できれいに刈り終えた。始めたときは太陽が照りつけたが後半はシトシト小雨になった。燃料タンクもほぼ空になり気持ちよくエンジンを止めた。


その瞬間「あっ!」と声が出た。老眼鏡にマグネットで装着していた偏光サングラスがない。どこかで額の汗を拭ったとき落ちたと思う。


Ray-Banサングラスは前の仕事のとき買った。流行おくれであってもフレームなど気に入っていた。昨年夏の草刈り中に腰をおろして何度か休憩したとき失くした。長い時間草刈りのあとを歩いたが見つからなかった。


今回の偏光サングラスは、配達のとき運転中は使っておりるとき簡単に外せるという理由で選んだ。気に入っていたので小雨のなか、3時間草刈りで歩いて疲れいたが広い面積を歩いてさがした。

刈り取った草が積み重なり、キャタピラーで何度も通過している。長靴でも歩いている。見つかるわけがないと諦めた。


月曜日の配達を終えて犬の世話「ゆきちゃん」が刈り終えた場所で鼻を地面につけてリードを引っ張った。草を鼻でかき分けたその下に諦めていたモノがあった。しかも無傷。犬の気持ちはわからないが草の下の探し物を見つけてくれた。