土曜日がいつものようにおわった

先日の木曜日に撮った海峡を走る漁船。

写真に加工を加えていないがモノクロ風になり、スロットル全開で漁場に急ぐ雰囲気が撮れたと満足している。


🔶古池や蛙飛びこむ水の音 

🔶閑さや岩にしみ入る蝉の声


この俳句を菊川さんが解説してくださり腑におちた。

深夜の農園、たまに遠くからイノシシの鳴き声。川からけたたましい鳥の声。早朝はシカの声も山に響く。

それらを私は「やかましい」と思っていたが、実は静寂なのだと教えてもらった。


松村御大著「下関唐戸魚市場物語」は昭和45年10月12日に魚市場に入社からはじまっているから長編。だいぶ読みすすんでいるが「おもしろい」という理由は、漁場、漁師に流通に「ふく」をもとめる全国の台所事情が手にとるようにわかる。記憶と調査の形跡も読み取れる。


競り場で大声を出したあと毎朝ビールの飲んで声を枯らしたこと。100人からつがれた酒を全部飲みほして酔わなかったことなど痛快御大の一面や経営者としての繊細さも感じた。


河豚の下関として後生に残してもらいたい貴重な記録(物語)だと思う。


淳貴君ポストカードをバーバラが販売をはじめるにあたり、このポストカードの意味と私がバーバラに託した気持ちを文章にしてほしいと頼まれていた。

午後からそれを済ませて担当の小坂さんにメールで届けた。


毎日、ほぼ同じ時刻にその日のルートを走っている。

今朝も萩市方面から走ってくるいつもの鮮魚トラックとほぼ同じ場所ですれ違った。

萩市内の病院に届ける2tトラックがいつものコンビニで停車中。このあと私が市内を走っているとき病院から出てくる。

市役所前のコンビニにいつもの白い犬を座らせて、顔馴染みと談笑するおじいさんの姿もあった。


誰かが「今朝もあの白い軽が同じ時間に走っている」と見ているかも知れない。