箸よく盤水をまわす

淳貴君ポストカード完成に向けての歩み。

作品を預かり、スキャナーの感度を変えて2点とカメラの1点のプリントを受け取った。明日のちょぼハウスのワイワイ会議でテーブルにあげる。


「箸よく盤水をまわす」と記憶している。はじめて鍵山秀三郎先生(当時、Yellow Hat社長)の講演を聴きに広島市内、中国新聞ホールに行った20数年前その演題だった。


盤水にはった水を一本の箸でまわす。箸が動くだけ。根気よく続けていると盤水がゆるく動き出す。それをなお根気よくまわしていると、たった一本の箸をまわしているだけで盤水の水が大きくまわり始めます。


28歳で会社を起業したとき。宇部で掃除の会を始めたとき。スペシャルオリンピックスを山口県に旗揚げしたとき。48歳で農園を始めたとき。

懸命に動きはじめたとき手伝ってくれる人があらわれた。その体験があったので鍵山先生の「箸よく」は合点がいった。


70年、私の人生を見えるところや見えないところで支えてくださった多くの人たちの恩に少しでもむくいる意味でのポストカードに賛同してお力添えくださる人が増えてきた。

今週の金曜日はスペシャルオリンピックス日本理事長の林裕子さんにポストカードに添える紹介文を依頼に行く段取りをしてくれた人。カードの表紙にあたるところをデザインしてくれた人。糸賀会長(美容のニュースタイル)が「各店舗で配りたいから提案をしてくれ」とお声かけをいただいた。


淳貴君と毎日のLINE交流はとても楽しい。

今朝は学校が休みなので午前に「ハッサクの収穫を手伝いました」と彼が楽しい気持ちが伝わる。習字を習っているらしく「見たい」と言うと「考えておきます」私の愛犬を「描いてほしい」と言うと「描きます」と返事はなかった。つまり私を喜ばせようという気持ちはない。自分の気持ちに正直に生きている。世間の垢に染まって生きている私に彼の生き方は新鮮そのもの。


明朝は長府のお店から「7時に」と時間指定のお届けが入った。