今年はじめて車内冷房

朝の農園外気は4度。厚着をしておれば部屋で暖房をつけることはない。

その厚着で5時半に農園スタート。10時ごろから暑くなったので車の窓をあけた。午後はさらに暑さを感じる20度をこえた。国会集中審議をラジオで聴きたいので窓をしめて冷房をつけた。


電波事業の東北新社(総理長男在職)が総務省幹部を接待した事件。ひとり7万円以上の和食で持てなして仕事の話題はなかったと答弁。

高価な酒を飲んだのだろう。電波事業に便宜をはかったのだろうことは容易に想像できる。何より「文春」が報じなければ平穏を装い私腹を肥やす悪人たちが日本の舵取りをしている情けないこと。


ある人から週刊誌のコピーを頂戴した。週刊現代2月6日・13日・20日の3週連載「タマゴは危ない」


読ませてもらって頷いた。


10数年前、特にお願いして大規模養鶏場を視察させてもうことができた。

とても大きな倉庫のような建物にケージが見上げるように並び、身動きできない鶏が同じ方向に並んでいた。その方向には自動給餌機に飲水、産み落としたタマゴが転がりベルトで運ばれる3つの装置があった。

若鶏をケージに入れて定量の餌を自動でやり、飲水には病気予防の抗生物質が混ぜてあると聞いた。

ケージには鶏の死骸もあった。すべての鶏が餌に対して産卵効率が悪くなったときオールアウト。そのときたまった鶏糞や死骸は出して消毒が施されるらしい。

建物面積に対して鶏の羽数が多く三蔵法師不足になるらしく大型ファンが回り吸気と排気をしていた。


黄身の色は消費者の好みで餌に添加物を入れると自在になる。


私が見聞したことが活字になっていた。


農園をはじめて間もないころスーツ姿の人が数人で来られた。放し飼いを見て「素晴らしい」と絶賛。そのあと「融資をするから鶏舎をどんどん建築されないか。タマゴはすべて買い取るから」と夢のような話をされる。

最後に「実は、親会社は大手飼料メーカーだから、餌だけはお付き合いください」と。

融資を受けて、タマゴを買い取ってもらい。そのかわりに高価な飼料を買わされる図式が読み取れた。


政治家と大手養鶏業者の闇も明るみに出た。


有帆川で春の訪れを撮った。