積雪で農園軟禁の土曜日

これだけも積雪があるのに井戸の水位が寒波で底をつきだした。全鶏舎に設置している飲み水の塩化ビニール管が通っている水が凍り膨張して割れることを防ぐためずっと排水している。

私の生活環境も蛇口が四つあり昼夜少しの排水をとめていない。その一つひとつは鉛筆の芯ほどの太さの水量であっても農園全体で昼夜×3日で使う量は多い。


気温があがり雪が溶ければ井戸は復活するが溶けない。

河原にエンジンポンプを据えて井戸までビニールホースをのばして撒水をはじめた。


農園の近くに宇部市最高峰の荒滝山がある。山から冷気が山あいをつたって下りてくる位地に農園がある。20年ここで生活して格段に冷えたときは氷点下10度。

このときもポンプて汲み上げていた。夕方、ポンプを作業場に持って帰ることを忘れて迎えた朝。ポンプの中に残っていた水が凍りつきポンプが割れていた。


車のラジェターに水だけを入れると冷却水ではあるが錆がでる。防錆と不凍効果のあるものが入っている。


きょう(土曜日)の配達はすべてあす(日曜日)に振り替えた。

明朝の気温しだいで出発時間を柔軟にかえ安全第一で積雪の多い萩市から長門市、美祢市を走る。


家内は水曜日に泊まりはじめてまだ逗留している。農園と自宅のあいだには午前中は路面が凍っているところがあり、冬タイヤをつけてはいるが慎重派。

積雪の多い朝、家内が農園に来るとき下り坂でカーブを曲がりきれずに路肩に衝突。車は廃車になった。

その原因はエンジンブレーキ機能を知らなかった。下り坂カーブをドライブシフトで走り勢いがついたのでブレーキを踏みしめた。その事故以来雪道を敬遠している。


冬の北海道観光をしたときタクシードライバーのハンドルさばきが観光より思い出になっている。


午前中、美祢の萬代さんから「日記のホーム画面更新がされていない」とメールが届いた。

今朝目が覚めたとき、きのう日記で誤字があったような気がした。確認したら劔岳の「岸壁」と書いていた「岩壁」に訂正して寝た。

毎朝3時ごろ更新しているホーム画面を済ませたつもりになっていた。


農園から車で出ることのない一日は初めてかもわからない。

録画していた場組をふたつ観た。犬が嫌がるほど長距離散歩をさせた。昼にビールは飲まなかった。

もし、仕事をやめてサンデー毎日だったらどんな生活になるのだろうと思った。


農園入り口に建立した坂村真民先生の碑。

「念ずれば」は、こうありたい、こうなりたいと「思う」「願望」を神仏に頼んで終わり程度のことは「念ずる」とはちがう。念ずれば祈りになり実践になる。