一日中氷点下の農園でした

映画「劔岳点の記」を観たのは、大好きな作家新田次郎を読んだから。そのすぐあとに兵庫県の香山君が「凄いDVDです」と宅配してくれた。それは無修正のアダルトではなく「劔岳点の記」メイキングビデオ(60分)だった。


壮大なシーンを撮るため劔岳一番の難所に近い場所に山小屋逗留。カニのタテバイという命がけの岩壁を、私の記憶では9回つまり9日以上滞在してカメラスタッフと機材。キャストの香川照之、新井浩文、浅野忠信たちを命がけで頂上往復をさせた鬼監督。スタッフのひとりが滑落している。


船木のあるお宅に早朝お届けに行ったらご年配(70歳代?)

の奥さまが山行きの出で立ちだった。

立ち話し「どこの山に思い出がありますか」と聞いたらしばらく考えて「キリマンジャロです。お鉢回りをしました」絶句!「次は三浦雄一郎さんが最終ベースにしたエベレスト」腰が抜ける!「次は、劔岳」


その劔岳登頂は果たせなかった。その理由は悪天候。

山小屋には「点の記」撮影隊が逗留しており皆さんと酒盛りができましたと。


木村大作監督を知ってBSで放映された「劔岳」を録画。あらためて観たら感動の連続。明治の陸軍陸地測量隊が国内唯一標高を測っていない。そこが困難な場所だから。その頂を測った(現在のGPSで測っても10㎝以内の誤差)その偉業を新田次郎は書いた。

それに木村大作監督が命がけで映像をくわえた。そのうえ山のシーンにながれるスクリーンミュージックは「ひまわり」や「パピヨン」と肩をならべることに気がついた。

木村大作監督は昨年の秋に文化功労者表彰をうけた。


先日、BSで「ホタル」があった。何度か観た作品だったが録画した。それを昨夜観た。監督「木村大作」だった。


ストーリーより映像と音楽のコラボレーションで監督の文化功労者を感じた。


11日午後9時からBS「鉄道員(ぽっぽや)」がある。何度か観た作品だが録画予約している。監督が木村大作と知ったから。あの豪雪のなかで作品になった「八甲田山」も監督は木村大作さん。黒沢監督に鍛え上げられた監督。


「ホタル」と「劔岳点の記」ふた作品を観たいかたはお知らせくだされば無料・無期限(返却はお願いいたします)でお届けします。


昨年は雪はなく凍結した道を走ることはなかった。

けれどもこの冬の寒さは厳しい。今朝7時の農園を撮った。


大谷山荘雲遊から明日のご注文。

数年前、防府市と新南陽市の国道2号線椿峠で停滞したとき「それなら徳地から抜けたらよい」と防府市から徳地を経由して新南陽市に山越えした。その道にわだちはなかった。


無理はしないほうがよいと雲遊ご注文はヤマト便に持ち込んだ。ついでに久々に小郡で散髪もした。

明日の配達は萩市から長門市に美祢市。すべて日曜日のお昼ごろにお願いした。萩市は雲雀峠と鎖峠の県内でも著名な凍結道路。

走破した自慢よりも安全を自慢したい歳になった。


金曜日午後5時。宇部市から大雪警報が届いた。