「よしの」辞典に学んだ

萩市唐樋町(JAあぶランド建物真裏)に白虎隊士が鶴ヶ城を望む飯盛山で自刃をする絵を正面に掲げ、お地蔵さまが祀られている。

このお堂を知ったのは10年ぐらい前の偶然。朝7時に必ず町内の当番がお堂の掃除と灯明をあげにあらわれる。会津側にたてば長州はいまでもこころよくは思っていない人が多い。その毛利本藩の萩で白虎隊が祀られていることにとても関心はあった。けれども町内の人はお堂の由緒はご存知ない「嫁にきたとき姑からこの仕来たりを言い渡されている」とお婆さんが話された。


先日の土曜日、お堂にお参りして私には読めない書き物を撮った。甲骨文字でも読める「よしの」さんに頼ろうと思った。

写真は奥さまのスマホに届けた「月曜日の朝、この件でお店に勉強に立ち寄ります」と添えて。


早朝5時半に農園スタート「よしの」先生のお店に8時ワクワクしながら到着。


鶴ヶ城落城の前、会津藩士の秋月が城をひそかに出て落城あと会津を穏便にと各方面に画策。それが果たせなかったことが記されている。それの書き物を会津に旅をした萩の方が書き写したもの。

お堂の由緒はまだわからないが、毛利本藩から戊辰戦争の会津で女や子どもまでまきこむ凄惨な戦いのなかをくぐった。萩の唐樋の武士が鎮魂で建立せずにはおれなくお堂をつくったのではなかろうか。

私の理解レベルにあわせて教えてくれる「よしの」さんに感謝。


明日の火曜日は祝日。そのお届けをとめない精一杯の努力はきょうの配達。広範囲に長時間走った。