10月千秋楽

10月千秋楽は萩市から長門市に美祢市。

海抜数メートルの萩市に中国山地から一気にかけ降りる雲雀峠は冷えていた。

凍結や積雪の早朝、下りはじめたら止まる場所がない。おまけに橋の上がカーブしている。左右に山があるので凍結がなかなか溶けない。山口県内屈指の冬場の難所。


萩市老舗旅館「常茂恵」は農園をはじめた頃からお届けしている。そのスタートのとき「土曜日の朝7時に」と女将から時間指定された。もちろんガチガチに凍てついた朝、命がけで届けることはないが(連絡して少し遅らせていただく)できるだけお約束どおりにお届けするように努力している。


数年前、農園でも氷点下。峠の凍結は予測できたので1時間早い4時半に出た。タイヤはスタッドレスの新品。峠の頂上で後続の車をすべてかわしてギアは「1速」でアクセルは踏まずに惰性で下った。途中、スリップ事故の車が上下線に数台あった。


タイヤがしっかり路面をつかむよう後輪の上にホームセンターで買ったとても重たいコンクリートを2本並べる。前輪つまり助手席の足元には20㍑ポリタンクでバランスをとる。ブレーキは踏まない運転をしている。


私はGoToトラベルを利用する時間もお金もないが、農園としては確かに「たまご」のご注文でその効果は実感できている。

食材納入のお店や観光地の方々もトラベル消費の恩恵にあずかっていると思う。けれども根本的な景気浮揚ではないことは海外、フランスの感染拡大のニュースをみると不安になる。


お昼にビールひと缶。昼寝が1時間。明日のスタートは散髪からはじまる。