一期一会を聴いた 体験した

今朝、道の駅の駐車場近くでミカンを載せたトラックがとまっていた。50歳ぐらいと見受けられる体格のよい男性が開店前の準備で店を組み立てていた。

傍らに子供がふたり空き箱に並んで腰をおろして朝食の弁当を食べていた。お姉ちゃんのような子が私に微笑んだ。ダウン症だと思ったその笑顔は天使だった。私も笑顔で手をふったら彼女も手をふった。


昨夜の高橋源一郎先生「飛ぶ教室」は、聴き逃しサービスで聴いた。その冒頭3分は「人生で一度しか会わない人が心に残る」だった。

高橋先生、高校生のときヒッチハイクをした。東京から広島。夜は原爆ドームの近くで野宿を決めた。深夜、あきらかにヤクザとわかる風体の男が数人の手下をしたがえてきた。その雰囲気は異様で恐ろしかった。事情を問われたのでヒッチハイクで来ましたと言うと「若いときはしっかり旅をしたらええ」と隣に座った。

読書が好きだと高橋少年が言うと話題はドストエフスキー作品になった。

大学で西洋文学を学んでいたが親父が急逝してあとを継ぐために広島に戻ってこの世界。親父はヤクザの親分だった。

あす、大きな出入りがある。もう見ることがないかもわからない広島を歩いていたと。

新聞で派手なヤクザ抗争があった記事を読んだ。その後あの人には会っていない。


私に天使の微笑みをくれた少女はこれから先会うことはないと思う。けれどもあの微笑みを忘れたくない。


美祢市のスーパーマーケットに立ち寄った。駐車場にパトカー2台がすべりこみ騒然となっていた。遠目に見ると、高齢の女性が運転する車がバックしているとき、後ろを押し車で通っている高齢の女性に気がつかず車で押し倒したようだった。さいわいに大きな怪我はないようだった。


私たち高齢夫婦。家内の車にバックモニターはない。毎年二泊三日この車で旅をしているが(今年は中止)目的地はカーナビより地元の人に聞くことが私の信条。方言や人情にふれたり、思いがけないサプライズがあったりの人間ナビゲーションがよかった。

年末に納車される配達の車にははじめてカーナビを装備。目的は配達先の地点登録(300登録が可能)あわせてバックモニターも使える。


スーパーマーケットの事故を目撃して、家内の車に後方確認画面をつけなければと思った。午後からその機能をつけるには予算的にはいくら必要かを調べにYellow Hat。

結論は、後方が確認できて、車検がたっぷり、軽四でよい。毎月夫婦の年金から支払える金額を車のことなら江口さん(お掃除仲間)に問い合わせた。


長門市野波瀬の極楽寺。伝道掲示10月を撮った。