いよいよ10号のお出まし

今朝、藤野先生からご紹介いただいたEテレ5時「心の時代」を録画しながら冒頭の少しだけを観て仕事をはじめた。その冒頭が印象深かった。

歌人・細胞生物学者の永田和宏(73歳)の聴き手は釈徹宗先生。


永田先生は11年前奥さまを亡くされた。そのことを、僕が輝いている姿を見てくれる。それを失った…と語られた。


土曜日の楽しみは、早朝から萩市に向かうとき「聴き逃し」で再生する前夜の「飛ぶ教室」

高橋源一郎先生が選んだ秘密の本棚は鷲田清一(わしだきよかず)著「待つということ」


その冒頭も本当によかった。

⏹️半世紀前、19歳の青年がデモで捕まえられて拘置所に7ヶ月拘置された(50+19歳は、私と同年輩の先生のこととわかった)毎週、片道3時間かけて3~4回会いに来てくれた彼女。刑務官の立ち会いでわずかな時間の会話。独りの時間は「今度は何を話そうか」と、そればかりを考えていた。けれども会話が思うようにならずときには面会が苦痛に思ったこともあった。

あるとき、突然に釈放された。

最初にしたことは彼女に電話。その受話器の向こうで「もう待つことに疲れました」と。

青年はその夜、友人の部屋で待っている人のいない時間深い眠りにおちることができた。


台風対策でいつもとちがう日曜日。

明日は「台風で走れませんから」と配達をとめることは簡単。できることの最善を尽くしたいと思っているので、日曜日の予定の数を調整しながら月曜日の配達を準備してくれる。2度、農園に戻って準備が整うのを待った。大幅に走行距離はのびた、配達時間も多くなった。

けれども「明日の配達は無理だろう」と思われていた多くのお客さまから喜んでいただいた。


農園の台風対策。できることはすべてやった。