20日の日記。インパール作戦に従軍され足に貫通弾を受けて帰還された方のことを書いた。私のテレビ録画コレクションの中でもこの作品は殿堂入りクラスだった。
父上がインパール戦線から生還された方にDVDを差し上げようと準備のとき材質の劣化かもわからないが再生できなかった。その録画は、生還した兵士たちが精神論で指揮をした上官の命令。数週間の糧秣(食料)を持たされ、牛馬が倒れる険しい山々を越えて目的の敵陣地(コヒマ)攻略作戦だった。
戦闘で使う重火器(大砲など)は分解して兵士の背中。その部品がひとつ足らなくても大砲は使えない。
困難を極めるジャングル。越えた数々の山々。途中で敵航空機の爆撃などに遇いながらもコヒマの灯りが見えるまで達した。兵士たちは敵陣地をおとして食料を奪い腹を満たすことだった。
ところが司令部から撤退命令。コヒマのイギリス軍を攻める作戦は、途方もないジャングルを空腹で戻ることになった。
日本軍は、とにかく「神風」精神論で前にすすむ。連合国はマラリアなど風土病のワクチン接種をした兵士。
飢餓や病気で歩けなくなった兵士はそこで命がおわる。熱帯の気温ですぐに腐乱がはじまりウジが数日で白骨にする。
出発から数ヶ月、やっと本隊近くにたどり着けた兵士の前に雨季で増水した急流。この大河を泳ぎきった兵士だけが帰還できた。
なんとか、父上が苦労されて復員されたことを伝えたいと思っていた。アマゾンDVDにその記録らしきものがあったが内容確認が出来ないのでパス。
昨夜、眠気のなかで「そうだ!」とひらめいた。NHK番組ならアーカイブでさがせる。
そのとおり、私が録画した番組かヒットした。故人となられた生還された兵士の霊様が「家族に、私が語れなかったインパールを伝えてくれい」との願いだと思わされた。
番組の全部が、細かくチャプターに編集されてよく理解できる内容だった。
農園の雑草も生気をうしない枯れはじめている。
積乱雲が黄色く葉を落としている桜並木に活力の雨をあたえてくれることを願った土曜日。大袈裟に落雷はあったが雨は車で走る埃をおさえる程度。
今夜、雨がふらなければ明日の午前は桜並木に散水予定。
久しぶりに松村御大と朴の森。きょうが当番の重枝さんにネット利用のアドバイスを受けに来られていた。私も、防府トヨタでタイヤとオイル交換を済ませて重枝さんにグーグルマップの使い方を教えてもらう目的で朴の森。
御大とは短い時間、短い会話でお互いの近況がわかった。テンポの早さが御大と通じあうところ。
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検索方法は
NHK 証言記録兵士たちの戦争 インパール
これでヒットします。画面上から3番目を、写真の内容があります。左・中・右 と3部構成です。中・右が帰還された兵士たちの証言です。
録画していた内容の全部が、チャプターでわけられているので便利かと思います。兵士たちの写真がたくさん出てきます。
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下関のバ~バラより (日曜日, 23 8月 2020 16:10)
御手数お骨折り誠に有難うございました!今日はSON・山口8月度運営委員会にて、初めてZOOM会議。顔を見合わせ、涼しい居宅でアレコレ2時間・・・便利な世の中になりました。コロナ禍も戦争も歴史に埋もれていくのでしょうが、あの時代、確実に人として力強い生き様を見せ続けてくた父を、今更ながら誇りに思います。時間と心の余裕がある時、しっかり見させていただきます。