体格のよいイノシシが入った

今朝、今月に入って8頭目が箱罠に入った。

私が農園をはじめたころ、畑をつくりサツマイモを植えてたくさん収穫していた。

さらに昔の戦時中、地域の人たちにサツマイモ供出命令がくだった。自前の畑は自家用野菜をつくるので、農園の場所を開墾して(川は舟で渡り)地域あげてのサツマイモ畑だったらしい(マツタケはツクシのように生えており、見向きもしなかったと古老談)


動物性たんぱく質は、牛でも豚でも馬でもなく野生のイノシシだった。肉だけではなく内臓の食べ方も工夫した。

イノシシの数が増えない事情があった。けれども鶏・牛に豚肉が解体を想像できないカタチで店頭に並びはじめて食肉はそちらになった。

私は農園生活をはじめてイノシシやシカ肉を容易に手に入れることができるようになり、食生活が豊かになった。


捕っても売れない。猟師さん高齢で山を歩けない。猟銃を持つことに多くの規制がかかる社会になった。その結果、農家は田畑に電気柵を張ってバリアをする「おどし」で遠退けようとする。その効果はあっても数を減らすことにはならない。数を減らすには捕るしかない。

写真ぐらいのイノシシは危険な猛獣でしかない。


山口市・美祢市から山陽小野田市を走って3時前に農園ゴール。気温は40度近くになっていた。

正志に頼んで川にポンプを据えて揚水。500㍑タンクにたまるあいだにエンジン噴霧器を設置。

焼け石に水かもわからないが、全部の鶏舎の屋根と外壁などに散水した。

絞らなくてもシャツから汗がタラタラと落ちる。頭が少しクラクラした。

毎日、元気たまごを生んでくれる鶏たちが暑さで難儀をしている。私は散水を終えたらシャワーで着替え、冷房の部屋でビールでくつろげる。


早朝から精一杯働いた月曜日がおわった。