政治家たちに期待するものはない

今朝の萩市向け、昨夜のNHKラジオ、高橋源一郎の「飛ぶ教室」を聴き逃しサービスを農園でスイッチを入れて走り出した。


一番の聴きどころは番組前の「つかみ」

今朝は10年前、同じマンションのフロアだった奥田瑛二さんとの子育て談義を紹介された。とても心に残った。


奥田瑛二さんは小学生のとき俳優になると目標を決めた。例えば、高校3年間ラグビーをやったのは役者として体力をつけておく準備だった。


奥田家には二人のお嬢さん。彼女たちが小学生になり毎年一回だけ父親の前に正座をさせらる儀式がはじまった。

子供に「あれをやれ」「これをやれ」ということではなく「おまえたちは将来何をやるのか」「その目標にきちんと向き合っているか」を真剣に話し合う儀式。


安藤サクラ(女優)安藤桃子(映画監督)と成長した。奥田瑛二さんはスキャンダルもあったが、それでも娘二人は父親を尊敬して羽ばたいた。


今回、高橋先生が読みとかれた一冊は、内田樹(たつる)・内田るい共著 街場の親子論 だった。


お嬢さん「るい」さんが、内田先生のお母さんを看取られた場面を解説される高橋先生の声が詰まった。私も涙がこぼれた。


法の番人が賭けマージャンの検事長・政党交付金(税金)かもわからない多額の選挙資金を党本部から支援さればらまいて当選した議員。必要のないマスクをごり押しで国民に配った総理大臣。


こんな政治家たちにほとほと愛想がつきた。

これまで投票に行ったが消去法。その候補者名を書くとき、この政治家がどれだけ国民のために働いたかわからないがしょうがないので書いた。


これをやめることにした。

この政治家に任せたいという人が出てくるまで白票を投じることを決めた。


昨夜、愛犬を夜のシッコに連れ出した9時ごろネコがいた。


10年以上前、痩せ細って足どりもふらふらの黒いネコがあらわれた。私が与える餌を距離を保って待っていた。

とても寒い冬の朝、5時ごろだった。うっすら積もった雪の地面に座り私を待っていた。ネコの周囲の雪はとけていた。

その日から軒下に餌場を決めた。名前は「おい」

数年、距離を保ったつきあいは続いた。ある朝、農園ちかくの道路でタイヤに踏みつけられた「おい」を見つけた。


次の「おい」の写真。

目やにや口のまわりがよだれで汚いネコが橋を渡ってきた。キャットフードと生卵などを与え続けているうちに健康を回復した。毛並みもよくなった。

2年と半年ぐらい前に農園を去った。理由はわからない。キツネなど野生動物と争ったのかもわからない。さびしくなった。


昨夜のネコが居着いてくれることを願ってフードを買ってきた。

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コメント: 2
  • #1

    藤野貴之 (土曜日, 25 7月 2020 22:28)

    『街場の親子論』まだ読んでないのですが、楽しみです。

  • #2

    あだち です (日曜日, 26 7月 2020 20:05)

    藤野先生こんばんは

    私も著書を丁寧に読みたいた思いました。