私のまわりに多くの先生が

土曜日は5時半に農園スタート。萩市内をまわり長門市、美祢市を配達してお昼前に農園ゴールインの定期便。

ただし、萩市内や湯本温泉の旅館が閉館しているので、荷台には個人配達のたまごだけ。


新型コロナが農園に影響をしている。旅館と飲食店のほとんどが納品キャンセル。

鶏は一羽あたり、毎日10数円の餌を食べてキャンセルにお構い無く産卵する。

コロナ騒動が始まったとき、鶏の数を減らして対処することも乗り切る選択肢のひとつだった。けれども騒動が終息して納品がはじまったら減らした数だけ不足になる。


鶏の数(命)は減らさないと決めた。


驚くことがはじまった。お届けする個人のお宅に学校に通えない子供さんをかかえたお宅が相当数ある。

そのお宅から「給食が始まるまで、終息するまで数を増やしてください」との連絡がずいぶん多くあった。

その増えた数と減った数がほぼバランスをとった。


売上が多くなる飲食店や旅館も、週に10個とか20個の配達も同じように大切にしてきたことが今回のバランス調整にあらわれた。


写真はFacebook、昨年の5月8日に投稿したゆきちゃん。保護犬とおもに(1頭だけ黒柴を買った)つきあった。すべて成犬を引き取ったので、ゆきちゃんのわがまま(今でも)には相当に手こずった。

当時のゆきちゃんを知る、遠方からたまに来られるお客さんは「あの可愛い犬はどこですか」と聞かれた。

側におる野性味たっぷり、鋭い眼光の犬が「あの犬」なのに。


今朝7時、いつもは裏口からお届けする萩市内の老舗旅館「閉館」が玄関にある。その前を通過するとき、宿の片隅で女将が手をあわせている姿があった。そこにはお社があった。


昨夜の、高橋源一郎「飛ぶ教室」は課外授業で2時間。後半は大好きな能町みね子さん登場。期待をして、2時に目が覚めてから「聞き逃し」で聞いた。

ところが、教科書が太宰治の「人間失格」など、私が読みたいとも思わなかったものがテーマになった。

しっかり聴いて、よくわかったことは「わからん」


藤野先生の推薦本。能楽師、安田登師が開成高校で白熱教室「史記」を特別授業された。その内容が別冊NHK「100分de名著」になり800円で買った。

案の定、私には手強い内容。これは「よしの(うどん)」に読んでもらって解説してくれとお店に置いた。


読み終えた店主が

中国の歴史背景などわからずに読むと嫌になるかもわからんが、読んだほうがあんたのためになる。

とにかく全部読んで、わからんところには遠慮なくインデックスをつけておいたらよい。それをもとに、わかる範囲で解説する。


以前、古事記を読んだことはあるか。最近はコミックであるから読んだほうがええ。ためになる。

そのあと、藤野先生からコミック古事記を頂戴した。


もう人生の終わりになっているのに勉強かと「うどん屋」に言ったら。死ぬまで学ぼうやと言うた。