農園お輿入れまる1年のゆきちゃん

ハンドルネーム「フルートちゃん」から「黒井(下関市)で生後まもない子犬が3頭、3月17日に山で猟師さんに保護され1ヶ月育てられた。猟師さんのお宅には猟犬が数頭飼われているので、子犬の飼い主をさがしておられる。足立さん、どうでしょうか」とメールを4月の中頃うけとった。


私の年齢(今年の秋で69歳)で子犬を引き受けたら、一時的な感傷で、私が世話ができなくなったとき無責任だと家族や周囲から言われるかもわからない。

これまでは保護犬と何頭ともかかわったが、いまの高齢犬(ハッピー)を最後まで世話をすれば、大好きな犬との生活に幕だと思っていた。


しばらくして、一頭の子犬は引き受けさきが決まったとフルートちゃんからメールがあった。

当時、11年の農園生活のハッピーを引き受けたときも、できれば関わりたくなく飼い主をさがした。結局、痩せ細ってフィラリア強陽性の野犬を引き受けたのは救いたい「命」だった。

もちろん、日本中の野犬の命には向き合えないが、わたしがネットで検索した命ではなく、ご縁で知った小さな命は気になっていた。


美祢市。私と年齢がちかい方が下関市の保護施設から子犬を引き受けられた。年齢的には不適格でも「娘が飼います」と申請が受理された。

僕は、この犬を励みに健康に気をつけて最後まで面倒をみるつもりで引き受けましたと言われた。


また困った犬がおる。引き受けて最後まで面倒をみると20年近くかもわからない。けれども、それを励みに元気で老後をすごせる努力をしたいと家内に相談をもちかけたら反対はしなかった。


黒井のお宅にピアノレッスンに通っておられる先生を介してフルートちゃんから便りだったことも、私が「飼います」と手をあげて知った。そのときは2頭が待っていた。

太秦教会春の大祭。台所のご用にむかう家内に「2頭つれて帰るかもわからない」と予告した。


ちょうど1年前、4月28日に黒井のお宅をさがした。さいわい私を待っていたのは1頭だけだった。

約1ヶ月、授乳から育ててくださった家族から見送られたときの一枚を載せます。


名前は、幸多かれと「幸(ゆき)ちゃん」

保護犬、成犬をむかえてきた私に、生後1ヶ月あまりの子犬は可愛いけれど初体験。睡眠不足の毎日が続いた。

夜中、寝かしてくれない悩みをFacebookに投稿したら、広島県の熊本さんが「ケージ」を提案してくれた。その日にホームセンターで買った。首輪でつなぐより、狭くてもケージにしたら寝てくれた。


ゆきちゃんお輿入れの28日。

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コメント: 1
  • #1

    神田英子 (火曜日, 28 4月 2020 22:25)

    私もコロンを置いては死ねないと思っていますよ。うるさいけど可愛くて・・・。