4時、携帯電話にセットした目覚ましアラームで起こされた。8時ごろ布団に入りすぐ寝て、一度も起きずに朝をむかえた。
火曜日、配達のスタートは6時半ごろでよい。配達の支度、私と犬たちの食事。部屋の掃除など手際よくできた。
スタートのときカーラジオではなくタブレットのラジオアプリを立ち上げる。お昼のニュースは聴くことにしているが、それ以外は、1週間の番組をさかのぼって聴ける「聴き逃し」から聴きたい番組を選ぶ。
きのうはDJ日本史「思わずホロリ親子の絆の物語」松村邦洋さんとタレント堀口 茉純さん。ともに歴史を語らせたら熱がこもるお二人。
ポルトガル人が種子島に鉄砲を伝えた一説だった。火縄銃の模造を命ぜられた加治屋の八坂金兵衛。そっくりの火縄銃をつくるが火薬を込めると暴発する。
本物は火薬が弾を前に出すため、火薬の威力を銃身の後ろで持ちこたえるように「ネジ」の技術で強固にした。そのネジをつくる技術がわからない。
加治屋の娘を目染めたポルトガル人が「嫁にくれるなら、ネジを教える者を来年連れてくる」と。
娘は「お父さんのためならポルトガルに行きます」と異国に嫁いだ。
翌年、約束を違わずにネジ職人が種子島に来て製造技術を伝えた。
きょうは文化講演会を選んだ。たくさんあるなかで、千葉大学名誉教授 三浦先生「古事記のなかの出雲神話~大国主とはいかなる神か」
もっと「聴いてみたい」というタイトルはないのかと思いながら60分の講演会を選んだ。
このラジオアプリは「ポーズ機能」がある。配達先に着いたら放送をとめて仕事。終わって解除すればよい。
因幡の白ウサギ物語は、アジアの各地にある。ワニがヘビであったり魚であったり。その物語は海を渡って日本に。
古事記がアジアの物語とちがうところは、ウサギの傷を治す神がそこに登場したこと。
藤野先生から「古事記」を解説していただき、大国主が立体的になってきた。
さらに千家(出雲大社宮司)の家には神殿建設の図面が遺されていることもはじめて知った。
ラジオから「コロナ」の連呼を聞くより、よほど気持ちは穏やかに配達ができた。
火曜日は山口市内の配達。車も人も驚くほど少なかった。
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