嬉しい月曜日だった

きのう鍵山秀三郎(Yellow Hat創業者)先生のご長男、幸一郎さんから藤野先生を介してたくさんのたまごをご注文いただいた。

そのお届けさきは「有意義に」だった。新型コロナ騒動で農園も売上が減って苦労しているだろうというご心配が痛いほどわかる。


10数年前、お掃除でご縁のあった実業家が不渡りを出した。そのいきさつはあるにしても債権者の取り立てなどで地獄におちた。家族で大学に通うお嬢さんの下宿に逃げた。食事も銭湯に行くこともままならないどん底生活。その家族に手を差しのべた組織があった。

鍵山先生からある日お電話があった。


⚪⚪さん家族をお世話されているところを教えます。生きて債務を弁済したいという人を大勢お世話をしておられます。たまごを継続して届けてください。大量のご注文だった。

そこに身を寄せたお掃除仲間に私ができる精一杯のお金を届けた。


その出来事を忘れたころ。夜中に県外ナンバーのポンコツ軽四が農園に来た。実業家時代は高級車で農園に立ち寄っておられた⚪⚪さん。

「頂戴したお金で、みなさんのご好意のお金400万円で破産の手続きができました。一から出直して、必ず返済にまいります」と両手をついて頭をさげられた。


あの当時もいろいろな事情でたまごがたまっていた。

いま、コロナの影響があって売上は下がってはいるが自力で持ちこたえることはできる。


けれども鍵山幸一郎さんは「有意義に」と、以前と同じように農園をご心配くださった。


今朝、神棚に手をあわせとき「きょう鍵山先生に電話せえ」と胸にわいた。

お昼前、先生の携帯電話。お伝えしたのはふたつ。

先生から教わりました「良樹細根」を農園で実践しています。大きい売上も小さい売上も同じように大事にしてきました。そのおかげで、コロナでも樹は枯れることなく元気です。ご安心ください。

昨日、幸一郎さんから「有意義に」とたくさんのご注文をいただきました。

藤野先生とご相談してすすめてまいります。


電話を終える前「また、嬉しい便りを待っています」と言われた。