もとに戻りたいのか「もと」に

昨日のブログにコメントは藤野先生「御意。いよいよです」

新型コロナが私の生活のありようを根本から問いかけているという意味のことを最後に書いた。


昨夜のNHKラジオ放送、高橋源一郎先生の「飛ぶ教室」をラジオアプリ「らじるらじる」の聞き逃しサービスで萩市まで1時間聴いた。さらにもう一度聴いた。


運転中、2時間も耳を大きくして学んだこと。

先生が読みといてくれた本「史上最悪のインフルエンザ・忘れられたパンデミック(1976年)」


世界の人口20億人の時代(1918年)。世界の約5億人が感染して死者は7千万人とも1億人ともいわれるスペイン風邪を、新型コロナと重ねて読みとかれた。


その授業をはじめる導入で先生が投げかけた言葉「新型コロナで困っている。早くもとに戻りたい」と多くの人が言うけれど、それだけ戻りたい「もと」ですか。

特に学生はほんとに「もと」がよかったですか。


私は、意味合いはちがうけれど。例をあげると、あの津波で被災されたみなさんはもとの生活に戻る復興を、現在でも描いておられるのだろうかと思うことがある。

もとに戻りたい、戻そうとすると困難に衝突するような気がして、政治家やマスコミがつかう「復興」の言葉に違和感があった。


「飛ぶ教室」は、当時の第一次世界大戦の線死者3700万人の数から戦争反対の世論はおきたが、それをうわまわる数の死者を全世界でだした伝染病のことを言う人はいなかった。

SNSのように一瞬で拡散する方法も大切。スペイン風邪から数十年すぎてまとめらるた本。時間はかかったが、それを読んで対策にまとめる人がいなかった。

本を読み歴史から学びませんか。


火曜日、山口市内の中学校に配達をしていた。女性教師は農園をはじめた当時、ご主人が山大付属養護学校教師。農園で生徒の実習を引き受けたことでお二人で農園見学に来られて、それ以来異動の学校につきまといのように配達した。この春に定年退職。


自宅に届けてくれないかと住所がメールで届いた。火曜日の配達中にさがして時間がかかると困るので、萩市・長門市・美祢市のあと農園飛び越えて山口市に行った。

狭い住宅街なので広場に車をとめてタブレット片手にお宅を見つけた。見つけにくい場所だったので事前の確認ができてよかった。


明日の長府散策に参加、広島のえりちゃんが今夜は農園泊まり。少し買い足したいものを思い出してスーパーマーケットに行った。お昼前という時間帯もあるのか歳末の売り場のように混雑していた。


朝の美祢市。仲良く語らう背中を撮らせてもらった。