新型コロナの大波は農園にも

JR美祢線「厚保駅」の駅舎に併設されている「地域交流センター」。毎週木曜日の午後、必ず立ち寄りはじめて3年ほどになる。

過疎の無人駅だけどトイレはあるだろうと寄った。ばあちゃん達がセンターで切り絵をされていた。駅舎そばの水洗トイレはピカピカに輝いていた。手洗いの陶器も汚れはなかった。手拭きタオルもパリッと清潔。


用を済ませてばあちゃん達の部屋に入った「配達が仕事で、早朝に吉部を出て下関市をまわり、これから美祢市内を走る。コンビニや公園のトイレを使ってここに初めて来た。どこのトイレよりも清潔で気持ちがよかった」とお礼を言った。

コーヒーを入れてくださり口々に地域の自慢話を聞かせてくださった。

神功皇后が奉られている神社や、戊辰戦争で手柄をあげた来島又兵衛。白虎隊で自刃の末に生きながらえた飯沼貞吉を会津から連れ帰り育てあげたこの地の楢崎の家。

地域の歴史に誇りをもっておられるみなさんに感動した。


トイレはいつも、気持ちよく使ってもらえるようにみがいています。


高速道路「美祢西IC」に近い。「美祢西」と「美祢」ICの区間はアップダウンとカーブの連続で交通事故が多発している。事故だけで済んだ人は車は使えないのでJR「厚保駅」を利用する。コンビニなどはない。その人たちに弁当をつくったりして感謝されたことはたくさんある。


電車通学の子どもたちが戻るまで駅舎を明るくして待っている。


美祢市内、工務店の奥さん(私のお客さま)が下関の帰り。夜道で大雪になった。ノーマルタイヤなのでご主人に迎えに来てと電話をした。ご主人が現在地を聞いて「厚保駅でまっちょれ」と。厚保駅に着いたら、最終便の学生をむかえる灯りがあかあかとついてストーブがむかえてくれた。

夜中に駅舎で安堵したことを話してくださった。


駅舎に手書きのミニコミ紙がある「厚保駅」の人情にふれた人たちのお礼が紙面。

そのお年寄りの地域愛を子どもたちがしっかり受け継いでいる厚保駅です。


日曜日の長府散策。26名ご参加のみなさまに「決行」の通知を午後に出した。少し天気はくずれるかもわからないが、新型コロナで自粛のときにと言われるかもわからないが「やる」と決めた。


農園にたくさんご注文を長年いただいている、萩市や長門市の旅館。それにくわえて各地の飲食店さまからのご用命が減り続けている。

人類の歴史が転換する時期(生き方を見直せ)の大波が世界中に押し寄せているように思う。

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コメント: 1
  • #1

    藤野貴之 (金曜日, 10 4月 2020 21:27)

    御意。いよいよです。