大晦日の配達は山口市内。
3時に起きたとき寒くはなくストーブをつけなかった。それが6時に農園を出るころ小雨になり冷え込みはじめた。
冷え込んだといっても、農園をはじめた頃は平気で氷点下6度はあった。最高に凍てついた朝は氷点下10度だった。
前日のお昼に豊北町の育雛場から若鶏400羽が到着した。当時は1羽単価が1000円以上と覚えている。
凍てついた朝、露出していた鉄の水道管が凍りつきザクロのように割れていた。20ヶ所以上のエンビパイプが割れた。
採卵をはじめたのが4時ごろ。採卵室に転がっているたまごが凍って割れていた。金物に手をあてると軍手がくっつく。ディーゼルエンジンは軽油が凍って動かない。
若鶏を見に行ったとき呆然となった。半分ちかくの鶏が死んで転がっていた。
育雛場では温度管理された環境でそだった鶏が、氷点下10度の鶏舎でだんごになっていたと想像できる。押しくらまんじゅうの結果は圧死。
鶏の焼却と凍結で壊れた配水ヶ所の修理(美祢市のホームセンターでは部材が品切れ、宇部市内まで買いに走った)当日の配達。
配管修理は夜中までかかった。老眼鏡と素手でヘッドライト。あの1日はたくさんの教訓を与えてくれた。あの日からこれまで寒さで鶏を死なせたこと、凍結で水まわりが損傷したことはない。
宇部市の最高峰、荒瀧山から上空の冷気がおりてくる道の到達点が農園かもわからない。宇部市で氷点下10度は誰も「ウソ!」と言うだろう。
愛車は1月5日で3年。その走行距離です。
今年もブログでおつきあいをありがとうございました。
先ほど「先月の写真」を更新終えました。29枚です。
元旦は初詣。2日天気がよければ40キロ以上歩く。悪ければ酒をのんでゴロゴロ。3日から配達が始まります。
よいお年をお迎えください。
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