愛犬11年を穏やかにむかえた

11年前の6月、防府北基地近くのコンビニ裏の草むらが豪雨で浸かりはじめた。夕方、生後まもない子犬7匹を咥えて近くのお宅の軒下に運んだ母犬。

お宅には2頭室内犬がおる愛犬家の軒下が子育ての場になった。


このお宅で餌をもらった。昼間、人が来ると逃げられるよう立って授乳。夜は寝て授乳。

子犬が少し成長したころご近所で「どうするか」が話題になるようになった。子犬の写真を撮って地域に張り紙をした。親犬は避妊や検査をしてから里親さがしをすることになり手術費用などみなさんの善意が集まった。

捕獲は倉庫な戸を少しあけてソーセージを並べて倉庫に閉じ込めた。犬好きな婦人が抱いたとき暴れなかった。


その手術をした動物病院に私がたまごを届けていた。

汚れて痩せた犬が待合室の隅で震えていた。医師が、避妊は終えたが「フィラリア陽性」と言った。里親さがしが暗礁に乗り上げた。

当時、農園には3頭愛犬がいた。そのグループに「陽性」を入れるとリスクが増えるが、このままでは処分される運命になった。


紆余曲折を経て、11月の最後の日に引き取りに行った。

野良犬家族にかかわった大勢の人がお別れに集まった。幸せになってほしいと「ハッピー」と命名式。

たくさんのドッグフード・宇部市に登録する現金・私に新潟の酒・家内にエプロンなど豪華結納を頂戴した。


ハッピー。きょうで11年を穏やかに迎えた。それ以前、何年生きてきたのかわからない。外で寝て、夜は私のまくら元で寝る。フィラリアは危険な5年を無事発症せず経過した。ゆきちゃん(8ヶ月)が母親のように慕っている。


ゆきちゃん。4月の末に引き取って帰り道に小さな首輪を買った。その4つの調整穴がいっぱいになり、大きめの首輪に変えた。その穴が今は3つ目になった。成長が早い。


萩市から長門市を配達して美祢市で11時に貴美さん(松村御大奥さま)とお友達の二人と合流。

貴美さん念願の「よしの」開店時間にテーブルについた。うどんに舌鼓をうったあとも念願の「プチラボ」ご案内。

私は9時に配達に行っている。


店内混雑で入店制限。入り口から路上に続く行列に加わった。貴美さん豪華なお花を持参され店内が華やかになった。きょうパンの種類は90以上あるらしい。たくさんお買い上げくださった。


次は白虎隊士ゆかりの地をご案内。記念碑近くの高見のじいちゃんが説明に来てくれた。


その次。JR「厚保駅」ご案内。

数年前、トイレで立ち寄った無人駅。そのトイレがピカピカに輝いており感動した。駅舎に併設の「地域交流センター」に集っておられたご高齢のみなさんに「今朝から何ヵ所かトイレに立ち寄ったが、ここほどきれいなトイレはなかった」とお礼を言った。

以後、毎週の木曜日は厚保駅立ち寄りになっている。多くの皆さんと親しくなった。


最後は神功皇后神社に参拝。長府の忌の宮神社ご祭神 仲哀天皇とのかかわりを私の知識でご案内した。神功皇后が挙兵。兵を集めたことに由来する「あつめ」の厚保(あつ)。


ここで「よしの」スタート美祢市の旅は完結した。


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