車の暖房をつけた

部屋の床に小さいゴミを見つけたとき、右手の人差し指に唾をつけてかがんで指先を押しあてて拾う。

母がやっていたことをいつの間にか私もやっている。


読書の秋というけれど、小さい活字にとても目が疲れて「観る」「聴く」もっぱらテレビ録画と運転中のラジオで私の世界を拡げている。


100分de名著。今月は西田幾太郎を4回シリーズで読み解く。哲学は遠い世界なのでスルー(録画しない)と決めた。


100分名著では私の視野をたくさん拡げてもらった。例えば松本清張シリーズの4回。作品「点と線」推理の背景に、東京から福岡までの寝台列車(一等~三等)の料金。煙草の銘柄と価格など、その時代に入り込める面白さがあった。


山本一力の江戸もの作品持はまさしく、江戸の街並みや長屋で暮らす庶民の食べ物や着ているもの履いているものまで頭のなかに拡がった。

ストーリーの展開を盛り上げる力は情景描写だとガッテン!した。


逃げていた西田幾太郎。藤野先生からメールでお誘いを受けた。録画はした。昨年、山口市内を散策したとき西田が下宿したと看板があった古い建物は覚えている。

観る気になったら本気で観る。4回録画はしておきたい。


昨夜の再生は「遥かなる大地へ」トム・クルーズの出来すぎたラブロマンス作品を楽しんだ。


6時前に農園スタート。今年はじめて車内の暖房をつけた。下関市内の最初も最後も小月。

途中、清末でペットショップに立ち寄った。ゆきちゃんの散歩に悩んでいる。前後左右に全力で引っ張る。保護犬を何頭も相手にしたので子犬ぐらいと思ったが、ゆきちゃんのしつけは容易ではない。

首がしまる鎖をやってみようかと思った。女性の店員さんに商品説明を受けていたら「この商品を使わなくてもよいと思います」と。


ゆきちゃん7ヶ月の散歩。リードを極力短くして引っ張ったら首を持ち上げる。その繰り返しでしつけはできますよと笑顔。

最近、このショップにもあるリードがどんどん長くなる商品は「しつけ」にはなりません「しつけ」は人が犬より立場が上だと教えこむこと。それで事故や他人の怪我が防げるから、まだ子供ですから必ずできますよ。

何も買わずに店を出た。これからこのお店で餌などを買うことに決めた。


関東に張り出す高気圧が少しでも弱まり、とくに千葉県で被災してあえいでおられるみなさんに追いうちをかけないでほしいと切に神様に祈るばかり。